JR九州は30日、小倉駅(在来線)・大分駅・宮崎駅ホームの自動放送にメロディーを導入すると発表した。博多駅の在来線ホームや九州新幹線新鳥栖~鹿児島中央間各駅などのメロディーを手がけた向谷実氏に作曲を依頼したという。
自動放送で使用されるメロディーは駅ごとに異なり、小倉駅在来線ホームは「多方面に発着を行うダイナミックな雰囲気に合わせ、ゆったりとした中にも多種多様な音の要素を散りばめたメロディー」に。大分駅ホームは駅の高架化と「JRおおいたシティ」にちなみ、「上を見上げて羽ばたいていけるようなメロディー」とした。
宮崎駅ホームに導入されるメロディーは、宮崎がハネムーンのメッカとして一世を風靡(ふうび)した当時のヒット曲がモチーフに。各駅とも利用者に親しみを感じてもらうことを目的に導入され、列車のホーム入線時に約5秒、列車が発車する際のドア開閉予告に約10秒のメロディーが流れる。
作曲を担当した向谷実氏は音楽館代表取締役社長を務め、列車運転シミュレーションゲーム「Train Simulator」をはじめ、JR九州や大手私鉄の発車メロディー・車内メロディーも数多く制作している。4月25・26日に開催された「ニコニコ超会議2015」の「向谷実Produce! 超鉄道」も手がけ、ステージイベントにて小倉駅(在来線)・大分駅・宮崎駅のメロディーを披露。宮崎空港駅の発車メロディーをステージ上で制作する場面もあった。