MS&ADインシュアランスグループの三井住友海上火災保険はこのたび、5月11日から、企業の安全運転取組を支援する新サービス「スマNavi」の提供を開始すると発表した。
「スマNavi」は、企業の顧客を対象にテレマティクス技術を活用した安全運転取組サービスを提供し、取組結果に応じて自動車保険のフリート契約(自動車を10台以上所有・使用している顧客向けの契約方式)の次回保険料を割り引く商品・サービス。安全運転診断にはスマートフォンのアプリを活用するため、特別な準備コストは不要で、簡単な手続きで利用できるとしている。テレマティクスとは、自動車向けの次世代情報提供サービスで、携帯電話とカーナビなどを利用して、インターネットに接続することで受けられるサービス。
同社では、今後も安全運転や事故防止に繋がるサービスの提供に努めていくとしている。
「スマNavi」の概要
利用開始日:5月11日(月)
対象者:法人のフリート契約者(同社の契約者以外も利用可)
利用料:無料
利用手続き:利用イメージは以下のとおり
「スマNavi」の特長
企業の安全運転取組を支援
- 安全運転推進部門の人に取り組みに必要なサポートツールをワンパッケージで提供するため、企業が行う安全運転取組月間等の新たな企画として、簡単に導入できる
テレマティクス技術を活用したサービス
- 同サービスを利用中、従業員の人には運転前や運転時にスマートフォンから「音声」による安全運転支援を実施する
取組状況に応じて次回契約の保険料を割引
- 提供されたデータの内容などに応じて、次回フリート契約の保険料を最大6%割り引く(データ内容によっては保険料の割引とならない場合がある)。なお、企業で実際に車を運転する人の80%以上かつ、利用者全体で200件以上の診断を実施する必要がある(1診断は診断時間5分以上かつ診断距離1km以上とする)
今後の展開として、10月にはスマートフォン向けアプリ「スマ保」のドライブレコーダー機能で撮影された、企業独自の危険動画をWEB上で閲覧できるようにするという。また、社有車の運行時映像を用いた研修DVDを簡単に作成できる「安全運転教育DVD作成サービス」の提供も予定している。