お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、26日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)で、バーチャル高校に関して不快感を示した。
高校卒業資格が取得可能な日本初のバーチャル・ハイスクール「明星サイバー学習国」が今月、開校した。生徒は自分の分身となるアバターを作成し、自分の好きな時間に画面上の学校に登校。配信された動画授業を受け、テストで貯めたポイントは購買部で洋服などのアイテムと交換することができる。校庭ではクラスメイトとのチャットも楽しめるという。
番組でこのことが取り上げられると、松本は「なんなんこれ…」と眉間にしわを寄せ、笑いながら「なんか、腹立つなぁ」とコメント。司会の東野幸治が、「働きながら高校を出たい人が、登校日数が多くて通信制高校に通えない場合」などのメリットを挙げるも、松本は再び笑いながら「いや、アカン! やっぱりこれ、腹立つわぁ。なんやろう腹立つわぁ」と正直な思いを伝えた。
ゲストの歌手・泉谷しげるの「高校ぐらい行けよという感じはするけどなぁ」という意見に松本も「俺もそう思うわ」と賛同。続けて、「ずっとアバターでやっていかれへんのよ?」と問いかけながら、「アバターで就職もでけへんし」と主張する。
また、「われわれが行っていた学校は、(生徒が)急に奇声を発したりとか」「まぁ、発していたのは僕なんですけども」と例を挙げ、「そういう人たちとも出会わないと。いろんな人がいるというのをもっと生身の人間で学ばないとアカンと思うんですけどね」と持論を述べた。