日本KFCホールディングスはこのほど、2015年3月期(2014年4月1日~2015年3月31日)の連結決算を発表した。それによると、純損益は前期の4億4,100万円の黒字から5億2,400万円の赤字に転落した。赤字は2004年度(11月期)以来11年ぶり。
消費増税以降の消費マインド低迷、円安による原材料の高騰や人件費・家賃のコスト上昇などの中、ピザハット事業で4億8,100万円の固定資産の減損損失を計上したことが影響した。売上高は前期比1.4%増の846億500万円、営業利益は同63.2%減の6億7,000万円、経常利益は同64.0%減の6億6,700万円だった。
KFC事業の売上高は同1.4%増の680億1,600万円、営業利益は同3.1%減の60億2,600万円。ピザハット事業の売上高は同0.1%増の159億円、営業損失は11億6,400万円(前期は営業損失3,600万円)。ビュッフェスタイルレストラン「ピザハット・ナチュラル」などその他事業の売上高は同40.7%増の6億8,900万円、営業損失は2億6,600万円(同営業損失1億3,300万円)となった。
2016年3月期の業績は、売上高が900億円、営業利益が15億円、経常利益が16億円、純利益が6億円を見込んでいる。