住宅とライフスタイル調査委員会はこのほど、「都心マンション購入」に関する意識調査の結果を公表した。

「都心に住みたいと思う理由はなんですか?」

同調査は、20歳~49歳の世帯年収400万円以上の有職者で、マンション購入意識をもつ生活者600人が対象。4月1日から6日にかけて、マクロミルが運営するアンケートサイトのシステムを利用したWEBアンケート方式で実施した。

マンション購入の際の"迷い"とは?

「都心に住みたい理由」を聞いたところ、1位は「交通機関の利便性」で、96.2%だった。以下、「通勤時間の短さ」、「時間を有効に使えるから」(共に84.2%) 、「飲食店が充実しているから」(77.4%)、「自身の好奇心を満たす場所・選択肢が多いから」(76.5%)が続いた。

「郊外に住みたい理由」を聞いたところ、1位は「落ち着いた住環境だから」(95.2%)、2位「広い家に住めるから」(85.7%)、3位「自然が多いから」(79.8%)という結果だった。

「郊外に住みたいと思う理由はなんですか?」

「マンション購入の際、都心か郊外かで購入エリアに迷うか?」と聞いた。その結果、55.5%が「迷う」と回答し、「迷わない」は22.1%だった。

「マンション購入の際、都心か郊外かで購入エリアに迷っていますか?」

「都心に住みたいが、購入を迷っている理由」を聞いた。その結果、最も多いのは「住宅購入費の高さ」で89.6%だった。以下「郊外のほうが、敷地が広い住宅が取得できるから」(78.7%)、「都心は郊外に比べて物価が高いから」(72.3%)が続いた。

「都心に住みたいが、購入を迷っている理由はなんですか?」

「都心の方が通勤などが楽で、時間が有効に使えると思うか?」と聞いた。その結果「あてはまる」という回答が75.5%となった。

「都心の方が通勤などが楽で、時間が有効に使えると思いますか?」

「"地価が安い"という理由で郊外を選んでいる生活者」は、77.4%だった。

「"地価が安い"という理由で郊外を選んでいる人の割合」