セイコーウオッチは22日、登山用ソーラーデジタルウオッチ「アルピニスト」シリーズの新製品として、「夏富士」と「赤富士」で夏の富士山を表現した限定モデルを発表した。富士山の美しい姿をイメージしており、それぞれ900本限定、税別価格は40,000円、5月29日の発売予定。売り上げの一部で日本ユネスコ協会連盟の世界遺産活動をサポートする。

写真左が「夏富士」モデル(SBEB035)、写真右が「赤富士」モデル(SBEB037)

アルピニストシリーズは、高度・気圧・温度・方位の計測や、ペース管理に役立つ「登高スピード表示」、エネルギー補給の目安となる「消費エネルギー表示」などの機能を搭載。安全な登山やトレッキングをサポートする腕時計。

今回の「夏富士」モデル(SBEB035)は、山開きを迎える夏を控え、すそ野に新緑の木々を湛えて力強い山肌を見せる「夏富士」がテーマ。一方の「赤富士」モデル(SBEB037)は、夏の朝、太陽の光を浴びて山肌が暗褐色に色づいた「赤富士」をテーマにしている。

「夏富士」モデル(SBEB035)

「赤富士」モデル(SBEB037)

ケースとバンドの接合部には、富士山マークと、富士五湖のシンボルとして5つのドットをレイアウト。多色のナイロン繊維をロープのように編みあげたバンドには、富士山が世界遺産であることを示すアップリケをつけた。また、7月~9月ごろの開山時期でも富士山頂は気温が低いことを考慮し、薄手の防寒着であれば上からでも装着できるよう、バンドをやや長めに設定している。

富士山と富士五湖のシンボル(写真は赤富士モデル)

アップリケ(写真は夏富士モデル)

裏ぶたには日本ユネスコ協会連盟のロゴマークと、「Mt.Fuji World Heritage Limited Edition」を刻印。製品には富士登山ルートイメージをプリントしたオリジナルバンダナが付属し、富士山マーク入りのウッド調専用ボックスに納められている。

裏ぶた

専用ボックス

共通の仕様として、ケースサイズが縦56.5×横44.9×厚さ14.5mm、ケース素材がプラスチック、ベゼル素材がステンレススチール、バンド素材がナイロン、防水性能が日常生活用強化防水(10気圧)。ムーブメントは「キャリバー S822」で、ムーブメントの主な仕様は以下の通り。

■時間精度 : 平均月差±20秒(気温5℃~35℃において腕につけた場合)
■ソーラー充電機能 : パワーセーブ機能つき(フル充電時より約18か月間駆動)
■高度計測機能(登高スピード、高度)、高度補正
■登山データ記録機能※最大15回、1回24時間まで記録可能
(記録開始日、所要時間、平均登高スピード、積算高度、記録開始・終了高度、最高・最低高度、消費エネルギーを記録可能)
■気圧計測機能(気圧傾向グラフィック、気圧)、温度計測機能
■方位計測機能(方位、方位角度)、磁気偏角補正、磁気キャリブレーション
■設定機能(体重、単位)
■ストップウオッチ機能(1/100秒計測、10時間計)
■アラーム機能(デイリーアラーム3チャンネル)
■ワールドタイム機能(世界35都市+7大陸最高峰+富士山)
■パネライト機能、コントラスト調整機能、サウンドデモ機能
■フルオートカレンダー機能(2062年12月31日まで)