オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは4月22日、HDCP 2.2に対応した5.1chのAVレシーバー「TX-SR343」を発表した。発売は4月下旬で、希望小売価格は48,000円(税別)。
TX-SR343は、4K映像コンテンツの著作権保護技術「HDCP 2.2」規格に準拠したエントリークラスのAVレシーバー。4K/60pの映像信号の伝送が行えるHDMI 2.0に対応する。HDMI端子は4入力/1出力を装備しており、3D映像信号伝送や、ARC、CECも可能だ。
HDMI以外の入力端子は、映像がコンポーネント×2とコンポジット×3、音声が光デジタル×2、同軸デジタル×1、アナログ×7だ。また、Bluetooth 2.1+EDRにも対応し、スマートフォンなどをワイヤレス接続できる。対応プロファイルはA2DPとAVRCP、音声コーデックはSBCのみ。
定格出力は各chとも65W。アンプはディスクリート構成で、ワイドレンジアンプ技術「WRAT」によって、低ノイズ化と低インピーダンス化を実現した。低音増強技術「フェーズ マッチング バス」を搭載しており、クリアな中高域をキープしたまま、迫力のある低域再生が行える。バーブラウンの192kHz/24bit DACを搭載しているが、これは5.1chの信号処理のために使用されているため、ハイレゾ音源の再生には対応していない。周波数特性は10Hz~100kHz(+1dB、-3dB、Direct モード)。適合するスピーカーのインピーダンスは6~16Ωだ。
搭載しているデコーダーは、Dolby Digital、Dolby Digital Plus、Dolby True HD、Dolby Pro Logic II、DTS、DTS-HD High Resolution Audio、DTS-HD Master Audio、DTS Express、DTS 96/24、DTS Neo:6。もちろん、デジタル放送で使用されているAACにも対応している。
2台のフロントスピーカーのみで臨場感のあるサウンドを実現する「Theater-Dimensional」機能を持つ。そのほか、映画やスポーツなど、コンテンツの種類ごとに最適なリスニングモードを用意する。
本体サイズはW435×D328×H160mmで、質量は7.8kg。消費電力は250Wとなっている。