お笑いコンビの博多華丸・大吉が、念願のYouTuberデビューを果たすことになった。22日、都内で発表会見を行い、華丸は、チャンネル登録者数200万人という目標達成のあかつきに「ホークスの正捕手を探しに行きたい」と、ホークス愛を見せつけた。
華丸・大吉は、昨年のフジテレビ系『THE MANZAI 2014』において、華丸が「(YouTubeで動画を配信する)YouTuberになりたい」というネタで優勝。今回、YouTubeチャンネル『博多華丸・大吉の「YouTuberになりたい!」』を開設し、4カ月の時を経て、その夢が実現することになった。
まずは22日より、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアのビデオ配信サービス「PlayStation Video(PS Video)」の紹介動画「【やってみた】#1 博多華丸、YouTuberになってみた!」「【くらべてみた】#2 明太子にどのお酒が合うか呑み比べてみた!」の2編を配信。「#1」では、居酒屋で大吉が華丸に、YouTuberにならないか?と誘うシーンを舞台に、YouTuberに挑戦することになったいきさつを紹介。「#2」では、華丸が明太子に合う酒を飲み比べながら、PS Videoで配信しているミュージカル映画『ANNIE』をユーモラスに紹介している。今後は、隔週ペースで追加予定となっている。
普段YouTubeと接するのは「娘が大食いの女の子のばかり見ている」(華丸)、「一番やっちゃいけないことですが、見逃したテレビ番組を見ている」(大吉)という2人。念願のYouTuberデビューとなったが、あくまで"ネタ"だったため、今回のオファーに華丸は「びっくりした」と反応。大吉は「他のYouTuberは勝手にやってる自作自演なのに、プレイステーションさんが付いて…」と、バックアップ体制にも驚きの様子だ。
今回は最終的な目標を「チャンネル登録者数200万人」に設定。この達成に向け、吉本ですでにYouTuberとして活躍している、お笑いコンビ・ガリットチュウ(登録数:21,000人)から「嫁と毎日キス」、鉄道好き芸人の鈴川絢子(86,412人)から「九州の全鉄道路線の前面展望映像」、グルメレポートなどを配信するはいじぃ(81,650人)から「かわいいペットをなで、料理を食べながら、ゲーム実況」といった企画のアドバイスを受けた。
これに対し、大吉は「(自身も)45歳なので、それより上の世代が見ても楽しめるような動画を作る方がいいのかな」と、正攻法で挑む計画。華丸は「すべて大吉先生にお任せします」と謙そんしながらも「海外の人が多く見ているので、(ガイド誌の)『地球の歩き方』の福岡版」とアイデアを語った。
目標達成について、大吉は「今のところ3万人」と見込み、残りの197万人の獲得に向け、同期のナインティナインや、同郷のロバートといった人気芸人の力を借りることも示唆。華丸は「隠し撮りも許してくれそう」と、不穏な思惑を見せた。
200万人の目標を達成した際には、ごほうびも予定されている。華丸は「ボーナス」と受け止め、「今、(福岡ソフトバンク)ホークスの正捕手がいないので、アメリカやキューバに探しに行きたい」と意気込んだが、吉本から大きな額は期待できないことが分かると「四国アイランドリーグにします」と方針転換。来シーズンの開幕時期までに目標を達成して「(獲得した正捕手と)3人で記念の会見をしたい」と抱負を語り、報道陣を笑わせていた。