5月12日からNHKのBSプレミアムでスタートするドラマ『ランチのアッコちゃん』(毎週火曜 23:15~23:44 全8話)の試写会が21日、東京・渋谷の同局で行われ、蓮佛美沙子、戸田菜穂が出席した。
同ドラマは、柚木麻子の小説『ランチのアッコちゃん』と『3時のアッコちゃん』をドラマ化したもの。恋に仕事に一生懸命向き合う派遣社員の澤田三智子(蓮佛美沙子)は、勤務する会社に新任部長として赴任してきた黒川敦子(戸田菜穂)に厳しい導きにより、食に対す考え方が変わっていく。
主演の蓮佛は「三智子は誰もが共感してもらえる等身大の女の子。上司でもあるアッコさんと出会い、誰かと食べるご飯が美味しいんだということに気付かされ、そういう小さなことを積み重ねながら人として成長していく様が魅力的です」と演じたキャラクターの感想を述べながら「時間的にお腹が空くと困る時間ですが、見終わった後に『明日美味しいモノを食べに行こう』とか新生活で大変なことになっている人の背中を押せる作品になっていればうれしいです」とアピール。その蓮佛扮する三智子を厳しく指導する敦子役の戸田は「私の役は恐怖のアッコちゃんで最初はとても怖いんですが、私はあんなに怖くないですよ(笑)」と苦笑いを浮かべるも「私もそろそろ下を育てる立場じゃないですが、私が部長だったら見捨てないで『ついてきなさい!』という引っ張り方をしますね。一番辛いことは無視すること。愛情を持って後輩と接したいです」と話した。
主人公の三智子とその上司であるアッコのやり取りを通して食の奥深さを描いている同ドラマ。蓮佛は「このドラマをやってから、ご飯をちゃんと食べようと思いました。今まではお腹に入れば何でもいいというのがありましたけど、今は自炊して野菜中心のご飯を食べたりしています。アッコさんの『生き方を変えたいなら食べ物を変えなさい』という台詞が印象的で、(食に対する)意識が変わりましたね」と戸田の台詞によって食に対する考え方が変化したことを告白。一方の戸田は現在2人の子育てに奮闘中だが「食に関しては気をつかっています。これから娘のお弁当が始まるんですが、可愛いお弁当箱にしたりしてすごく楽しみにしていますよ」とすっかり母の顔が板についてきている様子だった。