レノボ・ジャパンは22日、ノートPC「ThinkPad」シリーズ(一部)のリチウム・イオンバッテリ、およびオプションバッテリに関して、自主回収の拡大と延長を告知した。日本国内で事故などは報告されていないが、ごくまれに安全上の問題が発生する可能性があるという。

詳細はレノボ・ジャパンのWebサイトを参照いただきたいが、交換対象となるバッテリかどうかを判断するツールが配布されている。なお、2014年3月から実施している同様のバッテリ自主回収を含めて、日本国内では約30,000台が対象。

レノボ・ジャパンでは、自主回収の対象となったバッテリを所有しているユーザーに対して、「ただちにPCの電源を切ってバッテリを取り外し、ACアダプタと電源コードだけをThinkPadにつないで電力を供給する」ことを呼びかけている。

今回の自主回収において、対象となる製品と製造番号は以下の通り。2010年2月から2012年6月までの期間に出荷されたThinkPadシリーズに搭載されたもの、オプション製品として単体で販売されたもの、修理交換されたものが対象。

■ThinkPadシリーズ

  • Edge 11, Edge 13シリーズ
  • E120, E125, E420, E425, E430, E520, E525, E530シリーズ
  • T410, T420, T510, T520, W510, W520, L412, L420, L520シリーズ
  • X100e, X120e, X121e, X130e, X131e, X200, X201, X201i, X201s, X220,
  • X220i シリーズ
  • X220 Tablet, X220i Tablet シリーズ

■オプション製品のバッテリパック
無償交換の対象となる可能性のあるバッテリパックには、以下の部品番号(ASM P/N)が印字されている。

  • 42T4695 42T4711 42T4798 42T4804 42T4812 42T4816
  • 42T4828 42T4834 42T4840 42T4862 42T4868 42T880
  • 42T4890 42T4944 42T4948 42T4954 42T4958 45N1050