イケアは23日~30日の8日間、スウェーデンスタイルの「ジャーサラダ」をイケアレストラン&カフェにて提供する。食後にはジャーを持って帰ることもできる同メニュー。IKEA船橋で一足お先に試食してきた!
ジャーサラダって?
ジャーサラダとは、ドレッシングを入れた広口ガラス瓶の中に野菜を入れたサラダのこと。層状に重なった野菜が作り出す華やかな見た目が人気を集めている。
瓶詰めには、見た目だけでなく野菜の鮮度を保つ効果もある。密閉容器で空気に触れる面積が少ない分、野菜が傷みにくいのだ。重ね方は下に根菜、上に葉物が基本。人参などの硬い野菜には味がしっかりと染み、葉物はシャキシャキの状態を保つことができる。ドレッシングが少量で済むので、減塩など健康に気を使っている人に嬉しいメニューだ。
また、作り置きしておけば、いつでもフレッシュサラダが食べられる。中にはオフィスでのランチやピクニックに持っていく人もいるという。
容器のお持ち帰りがOK
イケアレストランで提供されるジャーサラダは、2人前の「Mサイズ」(500円/税込み)と1人前の「Sサイズ」(300円/税込み)の2種類。サラダはストアで販売中のふた付きジャー「KORKEN/コルケン」(1リットルサイズ/199円/税込み、0.5リットルサイズ/149円/税込み)に入れて提供される。
同メニューのうれしいポイントは、食後にジャーを持ち帰ることができるということ。自宅でレシピを再現したり、オリジナルサラダを楽しむことが可能だ。密封性のあるシンプルなガラス瓶なので、果実酒をつけたり食材保存容器として使うのもおすすめ。
レストランでは1人前(Sサイズ=0.5リットルサイズ)を300円で提供する。ここからジャー本体代金を引くと、サラダ1人前を151円で食べられるという計算になる。こんなに安くていいのか…と思ってしまうほどお得なお値段だ。
色とりどりの野菜は目にも楽しい
気になる中身は、燻製マリネサーモン・豆類・野菜を合わせたフレッシュサラダ。「スウェーデンスタイルのジャーサラダ」ということで、同国でよく食べられている食材を具として使用している。
具材はトマト、ブロッコリー、レッドオニオン、ミックスビーンズ、ミックスリーフなどで、一度にたくさんの野菜を取ることができる。野菜の他には、燻製マリネサーモンとフジッリ(らせん状のパスタ)が入っており、味のアクセントとなっている。
ドレッシングにはジャムを使用
食べるときには瓶を振り、全体にドレッシングを絡めてから皿に出す。瓶から色とりどりの野菜が出てくると、思わず「おおっ!」と歓声を上げたくなる。圧縮された瓶詰め状態ではわかりにくいが、出してみるとかなりのボリュームだ。
ドレッシングには、スウェーデンの森で育った野生のリンゴンベリー(コケモモ)ジャムとシロップを使用。スウェーデンでは、ミートボールにこのジャムを添えて出すのが一般的な食べ方だそう。
「野菜にジャムって合うのかな…」と心配になるかもしれないが、優しい甘さが意外と野菜に合う。北欧で「ハーブの王様」と呼ばれるディル(イノンド)の風味も、爽やかな味わいを演出している。結構なボリュームであったが、あっという間に平らげてしまった。
燻製マリネサーモンとリンゴンベリージャムおよびシロップは、スウェーデンフードマーケットで購入可能。自宅でもスウェーデンスタイルのサラダを簡単に再現することができる。
イケアの食事と製品を同時に楽しめる企画
商品にサラダを入れて提供し、その容器を持ち帰ってもらう今回の企画。PRスペシャリストのクリスチャンセンさんによると、イケアに訪れる人は北欧家具や雑貨だけでなく、食文化にも興味がある人が多い。そのため、食事と製品両方を楽しめる機会を提供してはどうかということになったのだという。
「ウェブサイト上でレシピをご紹介しているので、家庭でもジャーサラダを楽しめます。シンプルなスウェーデンの食卓を感じていただきたいですね」(クリスチャンセンさん)
ホームファッニシングとフードとのコラボレーションにより誕生したジャーサラダ。まさしく「イケア」というブランドがぎゅっと凝縮されたメニューと言えるだろう。
ジャーサラダの提供は4月23日~30日の8日間限定。全国のイケアレストランで提供予定。価格は「Mサイズ」が500円(税込み)、「Sサイズ」が300円(税込み)。購入すると、ストアで使えるお買い物クーポンが貰える(Mサイズで200円、Sサイズで100円分、クーポン利用期間は5月6日まで)。