米Sony Electronicsは4月19日(現地時間)、4K映像処理プロセッサー「X1」を搭載した液晶テレビ「BRAVIA」の新製品、6シリーズ10モデルを発表した。Android TVプラットフォームにも対応している。5月発売の4モデルは同日よりプレオーダーを受け付けている。価格は43インチ「X830C」の1,299.99ドルから、75インチ「X940C」の7,999.99ドルまで。
今回発表された4K BRAVIAの新製品はいずれも、CES 2015でお披露目された新開発の映像処理プロセッサー「X1」を搭載。全シリーズで「X-Reality Pro」による高画質と2K-4Kアップコンバート、X850C以上のシリーズで「TRILUMINOS(トリルミナス)」による広色域が提供される。
また、上位シリーズのX930CとX940Cは、今夏のソフトウェアアップデートによりHDRコンテンツの表示に対応する。X930CではX1プロセッサーによる「X-tended Dynamic Range」、X940Cでは同じく「X-tended Dynamic Range Pro」機能を搭載。非常に明るい部分から、深い黒まで広範囲なダイナミックレンジによる映像表現を可能としている。米国では今年中にAmazonやNetflixなどがHDRコンテンツの提供を開始する予定だ。
5月発売を予定しているシリーズの画面サイズと価格は、以下の通り。
- X830C 43インチ:1,299.99ドル 49インチ:1,599.99ドル
- X850C 55インチ:2,199.99ドル 65インチ:3,499.99ドル 75インチ:4,999.99ドル
- X930C 65インチ:4,499.99ドル
- X940C 75インチ:7,999.99ドル
なお、X900C(55インチと65インチ)、X910C(75インチ)の2シリーズ3モデルは、今夏の発売を予定しており、価格も後日発表される。X900Cは0.2インチ以下の薄型デザインを実現。スマートフォンよりも薄い、世界でもっともスリムなLED液晶テレビであるという。