USB3.1付属のR.O.G.マザー

MSIに続き、ASUSからもUSB3.1インタフェースに対応したマザーボードが登場した。X99チップセットを搭載した「RAMPAGE V EXTREME/U3.1」「X99-DELUXE/U3.1」の2モデル。どちらも、Type-AのUSB3.1×2ポートを持つ拡張カードが付属しており、マザーボード本体は従来モデルと同じだ。価格は72,000円前後と61,500円前後。

ASUSの「RAMPAGE V EXTREME/U3.1」。ご存じR.O.G.シリーズの製品だ

同梱のUSB3.1カード。色は通常の青よりも、やや緑がかっている

USB3.1はUSB3.0の2倍のデータ転送速度を持つが、独自機能「USB 3.1 Boost」を搭載しており、10%以上の高速化が可能だという。拡張カードのインタフェースはPCI Express x4形状で、PCとの内部接続は、PCI Express 3.0 x1またはPCI Express 2.0 x2となる。なお、カード単体での販売予定は今のところ無いという。

こちらは「X99-DELUXE/U3.1」。付属品が非常に充実しているモデル

同じUSB3.1カードが付属する。コントローラはASMediaの「ASM1142」だ

AMD向けにもUSB3.1マザーが

MSIの「970A SLI Krait Edition」は、USB3.1に対応したAMD 970チップセット搭載マザーボードだ。AMD向けのUSB3.1搭載マザーが発売されるのはこれが初めて。同社の他のモデルと同様に、USB3.1ポートはバックパネルに実装。形状はType-Aで、2ポートが利用可能だ。TSUKUMO eX.での価格は13,824円。USB3.1搭載マザーとしては非常に安価だ。

MSIのSocket AM3+マザーボード「970A SLI Krait Edition」

AMD向けとしては初のUSB3.1対応マザーボードだとアピール

Krait Editionということで、基板は白と黒のモノトーンなデザイン

USB3.1×2ポートをバックパネルに搭載。その他の6ポートは全てUSB2.0

またIntel向けでは、Z97チップセットの「Z97A GAMING 6」が新発売となっている。この製品の特徴は、従来と互換性のあるType-Aではなく、新規格Type-CのUSB3.1ポートをオンボード搭載していること。Type-Cのコネクタは上下どちらでも良いため、向きを気にせず刺すことができる。価格は23,500円前後だ。

こちらは「Z97A GAMING 6」。初のType-C搭載マザーボードとなる

バックパネルのインタフェース。小さいのがType-Cのコネクタだ

USB3.1カード単体での販売も

ASRockからもUSB3.1対応マザーボードが発売となっている。X99チップセットの「X99 Extreme4/3.1」、Z97チップセットの「Z97 Extreme6/3.1」「Z97 Extreme4/3.1」で、いずれもUSB3.1の拡張カードが付属する。マザーボード本体の仕様は従来モデルとほぼ同じ。ドスパラパーツ館での価格は、それぞれ37,778円、26,978円、21,578円。

ASRockの「X99 Extreme4/3.1」。ピン数が増えた「OC Socket」も新装備

こちらは「Z97 Extreme6/3.1」。高速な「Ultra M.2」ソケットを備える

なお、この拡張カード「USB 3.1/A+C」については、単体での販売も実施される。PCI Express x4インタフェースのカードで、Type-AとType-Cを1ポートずつ用意。Type-Aには、従来のケーブルがそのまま使えるというメリットがあり、Type-Cには、大電流がサポートされる等のメリットがある。価格は6,500円前後。

拡張カード「USB 3.1/A+C」。小さなマザーボードのようなパッケージ

Type-Cでは、1万回以上の抜き差し、最大3Aの大電流もサポートする