ASUS JAPANは20日、2015年1月の「CES 2015」で発表したSIMフリースマートフォン「ZenFone 2」(ZE551ML)を、国内向けに販売すると発表した。6日に公開したティザーサイトも「ZenFone 2」製品ページが表示されるようアップデートされている。
プロセッサにAtom Z3580を載せたモデルを32GB/64GBの2種類、Atom Z3560を載せたモデルを32GBの1種類用意。カラーはそれぞれブラック、レッド、ゴールド、グレーの4種類を揃える。
価格はオープン。店頭予想価格は、Atom Z3580搭載で64Gb eMMC/4GBメモリのモデルが税別50,800円。Atom Z3580搭載で32GB eMMC/4GBメモリのモデルが税別45,800円。Atom Z3560搭載で32Gb eMMC/2GBメモリのモデルが税別35,800円。「ZenFone 5」は併売する。
予約開始は20日から。5月16日から順次発売するが、64GB搭載モデルは5月下旬以降に販売開始予定。
"禅"(Zen)をコンセプトにデザインしたボディに、5.5インチのフルHD液晶を搭載した、Android 5.0採用のSIMフリースマートフォン。大きな特徴として、64bit対応のIntel Atom Z3580(2.33GHz)やAtom Z3560(1.83GHz)の搭載が挙げられる。同じく64bit対応のAndroid 5.0の採用や、世界初という4GB RAMの内蔵により、パフォーマンスの大幅な改善が図られた。
また、カメラの高性能化、最速約2.2時間の高速充電、デュアルSIM(LTE対応)、Zen UIのランチャカスタマイズの拡充などのアップデートなども行われた。
カメラ機能では、1,300万画素のアウトカメラ、500万画素のインカメラを搭載。薄暗い場所でも鮮明に撮影できる「ローライトモード」や、逆光でも細部を写し出す「HDRモード」を従来から引き継ぎつつう、新たに自然な色味を残しつつ明るく撮影できる「リアルトーンフラッシュ機能」が追加された。
ほか、独自の「Zen UI」に写真やデータなどを別アカウントで保存できる「SnapView」、利用時間の管理などが行える「キッズモード」、片手操作できる「片手モード」が追加された。加えて、Googleドライブ100GBの2年間無料利用、ASUS WebStorageサービスの5GB無料利用なども、従来に続き搭載している。
共通となる主な仕様は、OSがAndroid 5.0、液晶が10点タッチ対応の5.5型ワイド(1,920×1,080ドット、IPS)でCorning Gorilla Glass 3採用、センサー類がGPS(GLONASSサポート)、加速度、近接、電子コンパス、光、磁気、ジャイロスコープなど。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0。ほか、LTEが2,100(バンド1)、1,900(バンド2)、1,800(バンド3)、1,700/2,100(バンド4)、850(バンド5)、800(バンド6)、900(バンド8)、1,700(バンド9)、800(バンド18)、800(バンド19)、700(バンド28)MHz。W-CDMA(HSPA+)が2,100(バンド1)、1,900(バンド2)、850(バンド5)、800(バンド6)、900(バンド8)、800(バンド19)MHz。GSM/EDGEが850、900、1,800、1,900MHz。
インタフェースはmicroUSB×1、microSIMスロット×2、microSDXC対応カードスロット、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1など。
本体サイズは×W77.2×D3.9~10.9×H152.5mm、重量は約170g。バッテリ駆動時間は、Wi-Fi接続時で約10.2時間、モバイル通信時で約8.5時間(輝度100cd/平方メートルで利用した場合)。