JRグループはこのほど、ゴールデンウィーク期間の指定席予約状況を発表した。4月24日から5月6日までの13日間、JR旅客6社合計の予約可能席数は1,092万席(新幹線754万席・在来線338万席、対前年105%)。4月16日時点の予約席数は311万席とされた。
今年度は3月の北陸新幹線長野~金沢間開業もあり、JR東日本・JR西日本の予約可能席数が前年より増加(JR東日本は446万席で前年比114%、JR西日本は363万1,000席で前年比116%)した。その他各社の予約可能席数は、JR東海が439万席(前年比100%)、JR九州が73万4,000席(前年比98.6%)、JR北海道が23万7,426席(前年比91%)。予約席数に関しては、各社とも前年を上回った。
北陸新幹線に関して、JR西日本は下り・上り合計の定員62万2,000席に対し、4月16日時点の予約席数は21万1,000席と発表。JR東日本も「かがやき」「はくたか」「あさま」合計で30万2,000席(「かがやき」「はくたか」は計23万8,000席)と予約状況を発表した。JR西日本によれば、下りは5月2・3日、上りは5月5・6日の「かがやき」「はくたか」を中心に満席に近づいているものの、それ以外の時間帯は座席に余裕があるとのこと。
JR東日本は北陸新幹線の他にも、おもな線区の予約状況を発表している。上越新幹線「とき」「たにがわ」の予約状況は11万9,000席で前年比77%、秋田新幹線「こまち」は6万2,000席で前年比98%となったが、東北新幹線と山形新幹線は前年を上回る予約状況に。在来線では、上野東京ライン開業にともない、一部列車が品川駅発着となった特急「ひたち」「ときわ」が3万3,000席、前年比126%とされた。
ピーク予想日に関して、JR東日本・JR西日本・JR東海・JR九州は下りが5月2・3日頃、上りが5月5・6日頃、JR北海道は札幌発・札幌着ともに5月2日頃と発表。ピーク予想日でも時間帯によっては指定席の予約が可能で、他の日も席に余裕があることから、JR各社とも早めの指定席予約を呼びかけている。