公開初日を迎えたアニメーション映画『クレヨンしんちゃん オラの引っ越し物語 サボテン大襲撃』が18日、東京・TOHOシネマズ日劇2にて行われ、矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみの野原一家に加えて、主題歌を担当するゆずの北川悠仁、岩沢厚治が登壇した。
『クレヨンしんちゃん オラの引っ越し物語 サボテン大襲撃』は、アニメ『クレヨンしんちゃん』シリーズの劇場版第23作目。野原家の父・ひろしがメキシコ転勤を命じられ、野原一家はメキシコの町「マダクエルヨバカ」に引っ越すことになる。だが、現地でしんちゃんたちを待ち受けていたのは、人喰いキラーサボテンの群れだった――という物語が描かれる。舞台あいさつでは、登壇した藤原が「野原ひろし役で超人気若手アイドル声優に登りつめた藤原啓治です。今日は若い女性が多いですが、このあとに登場する人たち(ゆず)ではなく、私のファンだと思います」とつかみの挨拶で笑わせ、和やかなムードの中トークが行われた。
舞台あいさつ中には、しんちゃんがメキシコ行きのために用意したパスポートや、メキシコ大使館に申請したビザの映像などを映像で紹介。各地を訪れたしんちゃんが本物のメキシコ大使や長澤まさみらと一緒に映った写真に、ならはしたちキャストは驚きっぱなし。矢島はしんちゃんのパスポートの年齢欄の"FOREVER 5"の表記に「これ使いたいです!」と興味津々だった。
ここでステージには、スペシャルゲストのゆずが、メキシコをイメージした真っ赤な衣装で登場。北川は主題歌「OLA!!」について「最初しんちゃんがメキシコに行くというざっくりしたオファーをいただいたんですが、曲を書き始めるとしんちゃんが自分を呼ぶ「オラ」と、メキシコのあいさつの「OLA」がすぐにつながりました。映画の中で流れているのを聞いたら、我ながらいいセンスをしているなと思いました」と自画自賛。岩沢は「しんちゃんがメキシコに行ってしまうのでお見送りに来ました」とあいさつ。感激したしんちゃんがお尻を合わせる友好のあいさつ「お尻合い」を要求すると、応じた岩沢は「圧がスゴイな!」としんちゃんのケツ圧に驚いていた。
さらにゆずは、メキシコに引っ越すしんちゃんのために主題歌「OLA!!」をステージで生披露。マラカスを持ったしんちゃんと野原一家がノリノリで踊る中熱唱していた。ゆずの歌を間近で聴いたしんちゃんは「やっぱ生歌はいいよねぇ」と満足気。自由に動きまわってみさえに怒られるしんちゃんに、北川も「あいかわらずしんちゃんはやりたい放題で憧れます」と苦笑いだった。
最後にファンと一緒になっての記念撮影を終えると、矢島が「ありがとうございます、お嬢さんもおじさんもお姉さんたちもありがとね、これもゆずさんのおかげです。これでオラも安心してメキシコにお引っ越しできます。オラも向こうでボンキュッボンのきれいなお姉さんのお友達をたくさん作りたいと思います。また会う時は、どうぞよろちくびー! 」とあいさつして締めくくった。
『クレヨンしんちゃん オラの引っ越し物語 サボテン大襲撃』は4月18日より全国東宝系で公開中。