保険ショップの「保険クリニック」はこのたび、19日の「自転車の日」にちなんで、自転車の利用状況についてのアンケート結果を発表した。それによると、自転車に乗っていてヒヤリとした経験があるか聞いたところ76.5%、約8割の人があると回答した。

同アンケートは、4月1日~3日にwebアンケートで行われ、男性250名、女性250名の500名から有効回答を得た。

500人に自転車利用について聞いたところ、281人(56.2%)が自転車を利用していることがわかった。そのほとんどが1人1台、自分の自転車を所有しているという。また、ニュースなどでも話題を集めているというレンタサイクル・シェアサイクルを利用している人は0.4%。その利用状況は、週に2~3回またはほぼ毎日、買い物のために利用している、ということがわかった。週に1回以上利用しているのは、189人(67.3%)との結果が出た。

自転車を利用している281人に、自転車に乗っていてヒヤリとした経験があるか聞いたところ215人(76.5%)があると回答。ヒヤリとした内容を聞いたところ、大半を占めたのが車や自転車、歩行者とぶつかりそうになった経験がある人が172人(80%)、実際に事故をしてしまった人も41人(19%)いることがわかった。

自転車に乗っている人の保険加入状況は、医療保険のみの加入もしくは保険に加入していないために、事故の相手に対する賠償金が保険で補填できない人が202人(71.8%)もいることがわかった。今後保険に加入したいと考えている人は、「月100円まで」「月500円まで」だったら加入するという回答が同数でそれぞれ40.7%ずつという結果となった。

500人全体を対象に、歩行中に自転車が恐いと思ったことがあるかを聞いたところ、335人(67%)があると回答した。その内容を聞いたところ、「歩いていて自転車と接触しそうになった」人は約53%(179人)。「スピード・飛び出し・信号無視で恐いと思った」人は75.8%(254人)いる事がわかった。他にも携帯電話を操作しながらわき見運転していたり、2台以上で並走していたりと、自転車のマナー違反が上位にランクされた。自転車は法律上、「車両等」にあたり車と同様。自転車走行のルールもあり、違反すると罰せられるという。つい軽く見がちだが、自転車に乗る時は「車両」である事を忘れないでほしいとしている。