リクルートキャリア・就職みらい研究所は17日、「就職活動・内定状況」と「就職活動に対する心情」に関する調査の結果を発表した。対象は2016年卒業予定の男女、集計対象は大学生1,650名、大学院生477名。

就活に対する気持ちの高まり具合は?

3月1日時点での就職志望者のうち、「就職活動実施率」は96.5%。前年同月の98.4%と比べて、1.9ポイント低かった。同時点での「就職内定率」は4.1%であった。

3月1日時点の「就職活動実施率」

就職活動に対する心情について、「就職活動に対する気持ちの高まり度」を「0」から「10」の11段階で質問。3月1日の時点では「7」が19.4%で最多、平均値は「5.94」であった。

具体的には「合同説明会やインターンシップを受けて、共に就職活動に奮闘する大学生を見て自分ももっと頑張ろうと思った」(高まり度「10」)、「周りのスピードについていけてない気がするため」(高まり度「0」)などのコメントが寄せられた。

「就職活動に対する心情の天気模様」を尋ねたところ、3月の就活に対する心情の見通しは「薄日」(32.2%)が最多。次いで「曇り」(25.1%)、「晴れ」(20.5%)となった。

「就職活動に対する心情の天気模様」

学生からは「セミナーや合同説明会に行って自分が何をやりたいか、自分がどんな人間か分かってくるようになってきたので3月よりもうまくいきそうです」(心情「小雨」→「晴れ」)、「学校も始まり、両立していけるか不安。6月には教育実習もあるので、そこで何らかの問題が起こらないか気にしている」(心情「薄日」→「曇り」)という声が上がった。