新関西国際空港会社は15日、2014年度の関西国際空港(以下、関空)および大阪国際空港の運営概況(速報値)を発表した。それによると、関空国際線の外国人旅客数は前年度比41%増の699万人、日本人旅客数は同7%減の630万人となり、年度として初めて外国人旅客数が日本人旅客数を上回った。
LCC・FSCの両方で増便が相次ぎ、アジアからの旅客数が大幅に伸びたことなどが影響した。外国人旅客数は3年連続で前年より増加し、過去最多を記録。一方、日本人旅客数は2年連続で前年より減少した。
国際線の合計旅客数は同12%増の1,352万人と3年連続で前年を上回り、年度として過去最多を更新。国内線の合計旅客数は同7%増の653万人と、3年連続で増加した。国際線と国内線の合計旅客数は同11%増の2,004万人と3年連続で前年を上回り、過去最多だった2000年度(2,058万人)以来、14年ぶりに2,000万人を超えた。
国際線と国内線の合計発着回数は同9%増の14万5,000回と4年連続で前年を上回り、年度として過去最高を記録した。
大阪国際空港における国内線の合計旅客数は同4%増の1,462万人と、3年連続の増加。国内線の合計発着回数は横ばいの13万9,000回となった。