東京都は14日、2015年度事業として、新たな非正規雇用対策を開始すると発表した。これにより、年間5,000人の正規雇用化を目指す。
同対策では、非正規労働者を正社員転換した企業に助成を実施。「東京都正規雇用転換促進助成金」では、事業主が非正規労働者を正規雇用転換した場合に、国と連携し、国のキャリアアップ助成金(正規雇用転換コース)に上乗せして1人当たり最大50万円を助成する。これに伴い、4月27日に東京都庁第1本庁舎25階115会議室にて説明会を開催。定員50人、申込先は東京都産業労働局雇用就業部正規雇用対策推進担当、受付は24日まで。
「東京都若者応援宣言企業採用奨励金」では、国と連携し、「若者応援宣言企業」がハローワークの紹介により、対象となる若者を正社員として採用して6カ月職場定着した場合に、1人当たり15万円を助成する。申請・説明会予約受付は15日から。
併せて、非正規労働者への支援も実施。「正社員就職サポート事業」では、紹介予定派遣制度を活用し、研修と派遣就労により正社員就職を支援するほか、「東京仕事塾~正社員就職プログラム~」では、長期の実践的な職務実習を実施し、国のトライアル雇用制度も活用しながら、就職活動から職場定着まで支援する。従来実施してきた「就活エクスプレス」「若者正社員チャレンジ事業」も継続する。