EXILE/三代目J Soul BrothersのNAOTOが、6月20日に公開されるアニメーション映画『攻殻機動隊 新劇場版』で声優に初挑戦することが15日、明らかになった。
本作は、士郎正宗原作の『攻殻機動隊』生誕25周年プロジェクトの一環として制作される完全新作のアニメーション映画。全身義体のサイボーグ草薙素子の過去と攻殻機動隊の結成秘話が描かれる。今回NAOTOが演じるのは、首相補佐官・藤本修役。父である首相の補佐を務めながら国の未来のため素子に特務権限を与え、攻殻機動隊部隊設立に寄与する重要な役どころで、首相暗殺事件の真相究明のため、素子に協力していくという。
で、原作コミックやアニメを観たりしていました。まさか自分がずっと大好きだった『攻殻機動隊』の声優
に参加させていただくなんて夢にも思っていなかったので、すごく嬉しかったです。大好きな世界観のなか
兄の影響で学生時代から『攻殻機動隊』のファンであり、原作コミックやアニメを観たりしていたというNAOTOは、初となる声優挑戦に「まさか自分が」という気持ちになったといい、「大好きな世界観の中で一人のキャラクターになれる喜びを実感し、ひとつ夢が叶った! と思いました」と喜びをあらわに。好きなキャラクターには「草薙のSっぷりを見ていると『俺もチームに入りたい』という気分になる」と素子を挙げ、その魅力について「強くて凛としていてどこかセクシー。そして恋多き女。ツンとデレの具合が絶妙で、世の女性が見習うべきツンデレの代表だと思います」と語っている。
『攻殻機動隊 新劇場版』は、総理大臣暗殺という戦後最大の事件が発生した2029年3月を舞台に、草薙素子は、バトーやトグサたち寄せ集めのメンバーとともに捜査を開始し、「洗脳・ゴーストへの侵入、・疑似記憶の形成」を一度に行う電脳ウィルス「ファイア・スターター」の存在も見え隠れする中で、自分の生い立ちにもつながる手がかりにたどり着く。暗躍する謎のサイボーグ、総理大臣暗殺の真相、"第三世界"の存在、その先に待ち構える罠――素子の過去と攻殻機動隊結成の物語が描かれる。
近未来の世界を舞台に、超ウィザード級のハッカースキルを持った全身義体のサイボーグ・草薙素子を中心とした攻殻機動隊のメンバーがテロや暗殺などの犯罪に挑む姿を描いてきた『攻殻機動隊』シリーズは、士郎正宗原作の連載から25周年。日本のみならず、ジェームズ・キャメロン監督(『アバター』『タイタニック』)やウォシャウスキー姉弟(『マトリックス』シリーズ)など、世界中のクリエイターにも影響を与えている。
(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会