米Amazonは13日(現地時間)、同社のセットトップボックス「Fire TV」および、メディアストリーミング用の小型端末「Fire TV Stick」が、X-Ray機能に対応したと発表した。OTAによるアップデートとして同日より提供開始。日本での提供は不明。

Fire TV

X-Ray機能は、登場人物や地名など、作品に含まれる主要キーワードを、付帯情報とともにピックアップする独自サービス。従来、米国の「Kindle Fire」シリーズやKindle Fire向け動画サービス「アマゾン インスタント ビデオ」などで提供されてきており、今回、対応機器が「Fire TV」および「Fire TV Stick」まで拡大し、テレビ画面上で直接利用可能となった。日本でも2014年12月、日本語Kindle書籍に対しX-Ray機能が提供されている。

今回提供された「X-Ray for Movies & TV」は、テレビ番組や映画などのオンラインデータベース「IMDb」(Amazon.com傘下)が提供している。この機能により、「What else is that actor in?」(その俳優は他にどんな作品に出ている?)や「What is that song?」(あの歌は?)など、作品に関する情報が、端末のリモコンを操作して表示できるようになる。

「X-Ray for Movies & TV」の利用イメージ