2016年に公開が予定されているアニメーション映画『劇場版 遊☆戯☆王』の主人公・武藤遊戯の声優を、俳優の風間俊介が5年ぶりに務めることが明らかになった。また、ライバルの海馬瀬人を演じた声優・津田健次郎の出演も合わせて発表された。
1996年から2004年まで約8年にわたって高橋和希氏が漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)でが連載していた『遊☆戯☆王』。今年で15周年を迎えたTVアニメは、シリーズで延べ90カ国で放送されるなど海外でも絶大なる人気を得ている。物語の中に登場するカードゲームは『遊戯王OCG(オフィシャルカードゲーム)」として世界50カ国以上で発売され、2011年には累計販売枚数が251億枚を突破。世界で最も販売数の多いトレーディングカードゲームとしてギネスに認定されるなど、海外でも高い人気を獲得している。完全新作となる『劇場版 遊☆戯☆王』は、1996年のシリーズ1作目のキャラクター武藤遊戯と海馬瀬人が登場し、原作のアフターエピソードを完全新作のオリジナルストーリーで描いていくという。
2010年公開の『劇場版 遊☆戯☆王 超融合!時空を超えた絆』以来、5年ぶりに遊戯を演じる風間は「年を重ねるごとに、『遊☆戯☆王』という作品の偉大さを感じていますし、今、僕の中にある作品への愛情を今作に全て込めたいです」という思い入れとともに、「また熱い闘い(デュエル)を出来る事の喜びで胸がいっぱいです。伝説として残っていく闘いをします」と意気込みを語っている。
また、海馬を演じる津田については「色々なアニメやゲームで津田さんの声が流れる度に、うれしくて仕方ありませんでした。『海馬』としての、津田さんに早く会いたいです。 僕が17歳の時からのお付き合いなので、最高のデュエルが出来ると思います」と話し、「海馬としての、津田さんに早く会いたいです」とアフレコの開始を心待ちにしていた。対する津田は「また海馬を演じる事が出来るのをうれしく思いました。海馬瀬人を進化させ、極めたいと思っています。風間くんとは本当に久しぶりの共演なので楽しみです。遊戯王デュエルモンスターズ世代の皆さんは勿論の事、遊戯王を知らない皆さん、海外の皆さんにも見ていただきたいですね。」と明かしている。
そして、本作のプロデューサーである実松照晃氏は、「シリーズ中でも不動の人気を誇る、武藤遊戯と海馬瀬人のエピソードは、『遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ』の全224話で二人の絆を確かなものにしたと思っております」と自信を覗かせ、「そんな二人の新たなる決闘(デュエル)の物語を是非大きなスクリーンでご覧ください」と、日本のみならず全世界のファンへ向けてメッセージを送っている。
(C)高橋和希 スタジオ・ダイス/劇場版遊戯王製作委員会2016