箱根登山鉄道は今年も、初夏の箱根の風物詩として定着している全席予約指定制の臨時電車「夜のあじさい号」を運行する。沿線のあじさいのライトアップ(6月20日から7月12日)に合わせ、6月20日から7月5日まで運転する予定だ。

沿線のあじさいの中を進む箱根登山電車(イメージ)

「夜のあじさい号」は、車窓に触れるほど満開に咲き誇る沿線のあじさいの中を進み、沿線7カ所のライトアップポイントで電車内の照明を落とし、徐行や停止をしながらゆっくりと花を観賞できる。上り強羅行は宮ノ下駅で、下り箱根湯本行は塔ノ沢駅で停車し、電車から降りて撮影やあじさい鑑賞を楽しむ時間を約10分間設ける。

6月20~25日は新型車両「アレグラ号」を使用し、6月26日~7月5日は「ベルニナ号」または「サン・モリッツ号」での運行となる予定だという。

予約は6月1日から7月1日まで、「夜のあじさい号」予約センターにて土日を除く9時30分から17時まで電話で受け付ける。全席指定のため、通常運賃(片道400円)の他に座席券料金として310円が必要となる(いずれも大人片道料金)。