ハードコア・パンクバンドのBRAHMAN(ブラフマン)のメンバーの素顔を追った映画『ブラフマン』の公開が7月4日に決定し、今作で映画監督デビューを飾るクリエイティブディレクター箭内道彦氏が手がけたポスターが公開された。
BRAHMANは1995年に東京で結成。1998年に1stアルバム『A MAN OF THE WORLD』をリリースして以降も着実に新曲を発表し続け、さらにヨーロッパやアジアでもツアーを行うなど日本以外でも活動を展開している。2011年の東日本大震災以降は被災地の復興支援の活動を続ける中、『霹靂』『露命』と2枚のシングルをリリース。ボーカルのTOSHI-LOWは、2003年に女優のりょうと結婚したことでも注目を集めた。
公開されたポスターに映しだされているのは、ツアーで訪れた福島県阿武隈川沿いにたたずむ彼らの後ろ姿。写真・題材とも箭内監督の手によるもので、映画では20年間走り続けてきた彼らの"ノンフィクション"が描かれているという。
今回、監督のみならず撮影も担当した箭内氏は、タワーレコードの「NO MUSIC,NO LIFE.」などで知られるクリエイティブディレクター。今まで映画監督のオファーを断り続けていたが、「ただ、僕が知っている、ブラフマンの、愛すべきあの4人を、ただスクリーンに映すことであればできると、今回の受諾は、あくまでイレギュラーなものになりました」と経緯を説明。「何かすごいアクシデントが起きたり、血や涙が流れたり、そういった期待に応えることのできる映画には、絶対にならない気がしています」とエンターテインメント系の映画とは一線を画した作品であることを強調した。
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