北海道の沿岸バスは5月1日から、指定路線が乗り放題となる広域周遊きっぷ「萌えっ子フリーきっぷ」の新年度版(第7弾)を発売する。

沿岸バス「萌えっ子フリーきっぷ」の試作デザイン

このきっぷは、北海道北部・日本海オロロンライン沿線の10市町村の同社指定バス路線が乗り放題となる利用日限定型広域周遊きっぷ。5月1日から翌年4月30日を1シーズンとし、新たなシーズンの開始とともにきっぷのデザインも変更している。券種は1日券(2,370円)・2日券(3,290円)・ワイド2日券(3,290円)の3種類。ワイド2日券は使用開始日と翌々日(1日目と3日目)に有効なきっぷで、離島や温泉に滞在する利用者を想定している。いずれのきっぷも羽幌沿海フェリーの天売・焼尻航路の運賃1割引、沿線の協賛施設での提示特典が付く。

例年、札幌市在住の漫画家兼原画家・佐倉はなつみ氏が描いたキャラクター「萌えっ子」を前面に押し出した券面デザインで話題となっており、今年は「萌えっ子」に混じって国土交通省の公共交通利用促進キャラクター「のりたろう」が"ゲスト参加"。公共交通機関が好きなのに猫であるため採用されず、あふれる情熱から自ら新たなハイブリッド公共交通機関になろうと決心したという"ゆるキャラ"で、特定の交通機関とのコラボレーションは今回が初めてだという。

また、地元の漁協・北るもい漁業協同組合が制作した甘エビのPRキャラクター「海老名愛」も起用される。その他のキャラクターは、18歳の事務員「南沢みるか」、みるかの妹で中学生の「南沢みくる」、108歳のご隠居「暑寒おふゆ」。沿岸バスの指定窓口等で扱うほか、通信販売も4月下旬以降に受付開始する。

南沢みるか

南沢みくる&のりたろう

南沢みくる

のりたろう

暑寒おふゆ

海老名愛