小田急百貨店は4月24日、新宿店本館10階にて、有隣堂が手掛ける書籍・雑貨・カフェの複合型新業態店舗「STORY STORY(ストーリー ストーリー)」をオープンする。

「STORY STORY(ストーリー ストーリー)」の店舗イメージ

新宿駅直上に、新しい読書スタイルを提案する書店が誕生

「STORY STORY」は、有隣堂が、同社と電子書籍などの販売で協業している楽天と、書籍と雑貨、カフェの複合提案のノウハウをもつリーディングスタイルの協力を受け展開する新業態。

店内では、来店者の関心軸に沿ってセレクトした書籍や雑貨を「食」「趣味」「暮らし」といったテーマごとに展開するほか、知育玩具や絵本などを取り揃える体験型コーナー「Do! Kids」も設置。読みかせなど親子で参加できるイベントを随時行い、階下の子供用品売場も含めた親子連れの回遊を促す。また、楽天の電子書籍専用端末「Kobo」の販売コーナーも設け、これまで電子書籍に触れる機会が少なかった客層にアピールする。

併設のカフェは、購入前の書籍(一部を除く)を持ち込めるだけでなく、自由に使える「Kobo」端末も設置し、紙と電子両方の書籍を同時に楽しめる、日本初の次世代型ブック&カフェとなる。「楽天市場」で人気のスイーツなど話題性のあるメニューや、充実した食事メニューを提供し、カフェとしての魅力も高めるという。

新宿店本館10階は従来から、書店、美術画廊、文房具売場などが揃うカルチャーフロアとして親しまれてきた。同社では今回、高い集客力を持つ書店の枠を越え、新たな魅力を付加した新業態店舗を導入することで、さらなる文化情報の発信を行い、百貨店の既存顧客に留まらない幅広い客層の獲得につなげる。同時に、イベントやフェアでの連動により他フロアへの買い回りを促進し、売り上げの拡大を図る、としている。

オープン日は、4月24日。営業時間は、10時~21時で不定休。場所は、小田急百貨店 新宿店本館10階(東京都新宿区西新宿 1-1-3)。店舗面積は、約730平方メートル。