ファーストリテイリングは9日、2015年8月期第2四半期(2014年9月1日~2015年2月28日)の連結決算を発表した。それによると、売上高は前年同期比24.2%増の9,496億8,400万円、営業利益は同40.2%増の1,500億7,700万円となり、ともに中間期では過去最高を更新した。

2015年8月期第2四半期の連結業績(2014年9月1日~2015年2月28日)(出典:ファーストリテイリングWebサイト)

親会社の所有者に帰属する四半期利益(純利益)は同56.2%増の1,047億円と、同じく過去最高を更新。同社は、今期の年間配当予想を従来の320円から350円(前期300円)に増額した。

国内ユニクロ事業の売上高は同12.1%増の4,545億円、営業利益は同24.7%増の894億円と、計画を上回る増収増益を達成。ヒートテックやウルトラライトダウンなどの冬物コア商品や、単価が比較的高いウールアウターやジーンズの販売が好調だったという。

海外ユニクロ事業の売上高は同48.9%増の3,455億円、営業利益は同63.2%増の428億円と、大幅な増収増益に。2月期末の店舗数は同182店舗増の716店舗に拡大した。エリア別の業績動向を見ると、グレーターチャイナ(中国・香港・台湾)および韓国が計画を上回る大幅な増収増益となった。

2015年8月期(2014年9月1日~2015年8月31日)の連結決算については、売上高が前期比19.3%増の1兆6,500億円、営業利益が同53.4%増の2,000億円、純利益は同61.0%増の1,200億円と過去最高益を予想している。