俳優の山田孝之が、8日深夜に放送されたTBS系トーク番組『オトナの!』(毎週水曜25:52~26:32)にゲスト出演し、過去に抱えていた悩みを語った。
先週の放送では、「自分らしさというものがあってはいけないと思って生きてきました」と俳優業に対するストイックな一面をうかがわせた山田。幼い頃から夢がなく、「なんとなく俳優になった」という山田には20代で分岐点があったという。
MCのユースケ・サンタマリアが「転機が絶対あったはず。ある時からバッと出だした」と指摘すると、山田は「変わったのは20代の後半か半ばぐらいからですかね」と回顧。「一人で食事に行くことや飲みに行くことは絶対になかった」「閉鎖的だったんです。人が嫌で。それこそずっと死にたいと思っていましたし」と打ち明け、「大丈夫です。今は復活」「結構長いことあったんですけど」と笑顔を見せた。
さらに、「人が嫌だったし、人生も『なんでこんなに長いんだ』みたいな」と当時の記憶を呼び起こし、「(自分で)死ぬのはバカらしいから『早く死なないかな』みたいになっていたんですけど、今は長生きしたいです」と考え直すようになった。それは、「やりたいことがいっぱい明確に見えてきて、それをやるためには時間や経験、コネクションとかいろんなものが必要」と実感するようになったからだという。
そこから「社交性」が芽生え、ここ2~3年は一人で行動をするように。酒を飲みに行った際には店員とも話したくなるそうで、最終的にはその周りとも会話をし、店内が一体になるほど盛り上がることも。山田はそんな自分をあらためて振り返り、「ここ最近、本当にそうなりました」と感慨深げに語っていた。