常陽銀行と常陽産業研究所はこのたび、農林漁業成長産業化支援機構との共同出資により設立した6次産業化ファンド「常陽 大地と海の成長支援ファンド」の第2号案件として、みずほジャパンへの出資を決定したと発表した。
6次産業化とは、1次産業である農林漁業者が、その生産だけにとどまらず、加工食品の製造・販売(2次産業)や小売・観光農園地など(3次産業)に取り組むことで、新たな付加価値の創造に繋がるとした考え方。
常陽銀行グループは、今後とも、6次産業化による新事業創出・付加価値の創造に向けて、コンサルティング機能を発揮するとともに、積極的な資金供給に取組んでいくとしている。
投資案件の概要
投資先企業名:みずほジャパン
代表者:代表取締役 長谷川 久夫氏
所在地:茨城県つくば市柳橋496
設立日:2013年10月15日
出資金額:13,794,000円
出資時期:2015年5月下旬(予定)
事業内容:農産物の海外向け流通・販売
事業コンセプト:茨城県内農産物のタイへの輸出事業で、バンコク市内に開設した直売所や宅配サービス、卸業者、飲食店などに販売する。農家が生産だけでなく、海外への輸出から現地への販売に直接係わる「農家が儲かる輸出」という新しい商流モデルで、農家が主体となり農家の利益を最大化することを目的としている
「常陽 大地と海の成長支援ファンド」の概要
設立日:2013年11月1日
投資対象:6次産業化法の認定を受けた6次産業化事業体で、6次産業化事業体を構成する農林漁業者または商工業者のいずれかもしくはその両方の営業拠点(本店含む)が同行の営業地盤内にある先
ファンド総額:10億円
運営事業者:常陽産業研究所
出資者:常陽銀行、常陽産業研究所、農林漁業成長産業化支援機構