2004年に世界遺産に登録された高野山(和歌山県高野町)では4月2日~5月21日、「開創1200年記念大法会」が開催されている。金堂の御本尊が初公開されるほか、金剛峯寺持仏間に安置される御本尊、弘法大師坐像も16年ぶりにご開帳となる。
高野山周辺には52軒の宿坊があり、神秘的で日常の喧騒(けんそう)を忘れられる貴重な体験ができることも高野山を訪れる魅力のひとつ。そこで楽天トラベルはこのほど、同サイトの4月2日~12月31日の予約数(3月19日時点)より「【開創1200年】聖地・高野山の人気宿坊ランキング」を発表した。
今回、ランキングの1位に輝いたのは平安時代の高野山開創直後に明寂上人によって開かれた「西禅院」。由緒ある寺院では、精進料理や朝のおつとめ(勤行)、写経体験なども体験でき、伝統的な精進料理には定番の胡麻豆腐や高野豆腐などの食材を取り入れ、健康的で栄養バランスがとれていると評判という。
同サイトには、「高野山の奥の院の厳しい空気も体感できる宿坊では、体中を浄化していただきすばらしい体験となりました」「壇上伽藍の目の前という立地、聞こえてくる鐘の音やお庭に来る鳥のさえずり、お野菜いっぱいのお膳、朝の勤行、すべて良かったです」などの声も多く、静寂の中にやすらぎを感じることができる宿坊として人気を集めた。
第2位は高野山における最も初期の寺院と言われている「高野山 別格本山 明王院」で、日本三不動のひとつとして知られる赤不動明王を本尊として祀っている。境内には200種類を超える茶花・山野草が自生しており、その季節ならではの風景も楽しめる。
第3位は高野山の中央に位置する「一乗院」。格調高い寺院建築と快適な居住性が融合した客室で、作りたての精進料理が味わえるほか、狩野派の襖絵(ふすまえ)等各種宝物の展示も魅力のひとつとなっている。
【開創1200年】聖地・高野山の人気宿坊ランキング
1位)西禅院
2位)高野山 別格本山 明王院
3位)一乗院
4位)普門院
5位)高野山 持明院
6位)恵光院
7位)西門院
8位)高野山 熊谷寺
9位)別格本山 西南院
10位)宿坊 不動院
その他のランキングに関してはホームページ「【開創1200年】聖地・高野山の人気宿坊ランキング」を参照。