アデランスはこのほど、30歳~79歳の男性を対象に実施した「男の挑戦に関する調査」の結果を発表した。調査は、2月25日~26日にかけてインターネットで行われ、1,000名の有効サンプルを得た。
男の人生に「年齢は関係ない」
調査ではまず、人生で一番楽しい時期はいつ頃になると思うか聞いたところ、気力・体力共に充実している「20代頃(32.9%)」が1位となったが、一方で「年齢は関係ない(20.9%)」という人も5人に1人の割合で見受けられた。
そこで、男の挑戦意識が年齢によって変化するのか調べるため、「新しいことに挑戦し(続け)たい」と思うか聞いたところ、65.0%が「そう思う(非常に+やや)」と回答。年代による差はさほどなく、挑戦する気持ちは年齢に左右されるものではないことが伺えた。また、「カッコいい生き方を心がけている」という人は52.5%、「簡単に諦めない姿勢を心がけている」という人は70.0%だったが、いずれも70代(カッコいい生き方63.0%、諦めない姿勢85.5%)が他の年代に比べて高い割合を示す結果となった。
これらの結果をおしゃれ意識別で比べてみたところ、おしゃれへのこだわりを持ち(続け)たいと思う人は、「新しいことに挑戦し(続け)たい」で82.2%、「カッコいい生き方を心がけている」が78.7%、「簡単に諦めない姿勢を心がけている」で84.7%が「そう思う」と回答し、ポジティブな回答の割合がより高い傾向にあることが判明。おしゃれへのこだわりやそこから生まれる自信は、挑戦する気持ちや、カッコいい生き方を目指す姿勢を後押ししているとも言える結果となった。
新年度に挑戦するなら「新しい趣味を作る」
次に、2015年度に挑戦し(続け)たいことは何かを複数回答形式で聞いた結果、1位は「新しい趣味を作る(16.1%)」で、次いで「ダイエット(13.5%)」、「一段上の仕事を目指す(12.5%)」、「新しい分野の学習を始める(11.4%)」、転職・副業・起業・再雇用など「新しい仕事を始める(10.4%)」と続いた。
年代別では、30代の1位は「一段上の仕事を目指す(21.0%)」、40代は「新しい趣味を作る」と「ダイエット」がともに20.0%で同率1位となり、30代はよりレベルの高い仕事に挑戦すること、40代はプライベートの充実を目指している人が多い傾向が見られた。50代では「新しい仕事を始める(14.0%)」がトップで、今までに築いてきたキャリアや職業経験を活かし、転職や起業、または副業といった挑戦に興味を抱く人が多いタイミングと言えそう。また、60代・70代の1位は「新しい趣味を作る(60代14.5%、70代16.5%)」、さらに3位に「登山(60代8.5%、70代11.5%)」が挙がっていることから、仕事をリタイアしたあとの第二の人生を楽しむにあたり、新たな挑戦を思い立つタイミングであることが伺えた。
男が憧れる生き方1位に「高倉健」
次に、"男性目線でカッコいいと思う男性"について尋ねたところ、最も多かった回答は「自由に、楽しく、自信を持って生きている(47.0%)」だった。次いで、「感情的にならず、トラブルにも冷静に対処する(34.5%)」、「遊び方を知っている(34.3%)」、「家族を大切にしている(33.7%)」、「とにかく活動的(31.0%)」と続いた。いざという時にも頼れる男性、遊びを知っている男性、家族を大事にする男性などは、同じ男性目線からみても"カッコいい"と思えるようだ。
最後に、男性が生き方に憧れる男性有名人を教えてもらった結果、寡黙で不器用な男性を演じることの多かった、俳優の「高倉 健(90件)」が断トツ1位となり、特に50代以降の男性から多くの支持を得た。2位には、趣味の達人としても知られる「所 ジョージ(51件)」、3位は、40代になってもメジャーリーグの第一線で活躍し続けている「イチロー(34件)」と続いた。
同様に、常に挑戦をし続けていると思うスポーツ選手について聞いたところ、「イチロー(489件)」の圧勝となった。2位は数々の日本人初となる結果を残し続けているプロテニス選手の「錦織 圭(40件)」、3位には日本の最年長プロサッカー選手である「三浦 知良 (36件)」と続いた。そのほか、最年長プロ野球選手「山本 昌(49歳)」、"生涯広島宣言"の「黒田 博樹(40歳)」、"レジェンド"こと「葛西 紀明(42歳)」、女子プロテニス選手の「クルム伊達 公子(44歳)」など、40代のプロスポーツ選手がTOP10に多数ランクインする結果となった。