トライアローは、エンジニア職に就く(または就いていた)25~39歳の男女300名を対象に、転職にまつわる調査を実施した。調査期間は2月20日~23日。

過去に転職をしたことがありますか?

過去に転職をしたことがあるか尋ねたところ、「ある」が60.3%、「転職はしなかったが求職活動をしたことがある」は9.7%、「転職を考えたが、具体的な活動はしなかった」が23.7%で、合わせると約9割が過去に転職を考えたりしたことがあることがわかった。

転職を考えた際の理由を聞くと「その時の給与・待遇への不満」(136人)が最も多かった。次いで「仕事内容(112人)」「職場の人間関係(91人)」となっている。

合わせて転職を決定づけた出来事について尋ねると、給与の不満や残業代未払いといったもののほか、「残業が多い」(31歳/女性)、「過労でチーム全体が常に鬱モード」(34歳/女性)なども挙げられた。中には「トイレ掃除を義務としていて、参加しないと給与査定に影響する」といった回答もあった。

転職を考えた際の理由

就職先を選ぶ際に何を重要視するか聞いたところ、特に高い項目として「給与・待遇」(86.0%)、「勤務地」(84.7%)、「職種」(83.0%)が挙げられた。

就職先を選ぶ際に何を重要視しますか?

転職活動の際、正直、早く内定をもらいたいがために、雇用条件面等で妥協した点があるか聞くと、44.2%が「はい(妥協した)」と回答した。「いいえ(妥協しなかった)」は55.8%だった。

妥協したと回答した人に、妥協した項目を尋ねたところ、「給与・待遇」が68.8%で最も多かった。以下、「勤務地」(31.3%)、「業種」「勤務時間」(30.0%)と続いている。就業先選びの際は重視するはずの「給与・待遇」は、内定を優先させたい時に妥協しやすい項目になっていることが明らかとなった。

早く内定を得るために妥協した点