アウディ ジャパンは7日、都内で記者発表会を行い、新型「A7 Sportback」「S7 Sportback」を披露した。シリーズトップモデル「RS 7 Sportback」とともに、4月21日から全国の正規ディーラーを通じて販売開始される。

アウディ新型「A7 Sportback」

「A7 Sportback」は2011年に登場したラグジュアリー4ドアクーペ。4年ぶりの大幅改良となる今回、3.0リットルV6エンジンを搭載した「3.0 TFSI quattro」に加え、2.0リットルTFSIエンジン搭載のエントリーモデル「2.0 TFSI quattro」が新設定された。最高出力252PS(185kW)、最大トルク370Nmの高効率なエンジンを採用しながら、既存グレードより購入しやすい価格設定としている。

エクステリアはシングルフレームグリルやLEDヘッドライト、リヤのコンビネーションランプなどが改良され、スポーティなデザインをより際立たせた。ハイビーム時にカメラでセンシングを行い、必要に応じてLEDを個別に点灯・消灯し、対向車や先行車を眩惑することなく前方を照らし出す「マトリクスLEDヘッドライト」も標準装備(一部グレードを除く)される。

「A7 Sportback」ではアウトドアやファミリーのニーズにも対応し、リヤシートを従来の2人用から3人用に変更して5人乗りを設定。トランク容量は535リットルとなり、リヤシートを倒すと1,390リットルまで容量が拡大されるという。インターネットに接続できる「Audi connect」を装備し、24時間365日問い合わせ可能なオペレーターサービス「Audi connect Navigator」も導入された。

記者発表会ではアウディ ジャパン代表取締役社長の大喜多寛氏がプレゼンを行った

記者発表会では「A7 Sportback」のほか、「S7 Sportback」も展示。2種類のエンジンを用意した「A7 Sportback」と、よりスポーツ性を高めた「S7 Sportback」、シリーズトップモデル「RS 7 Sportback」の4バリエーションが同時に発売される。アウディ ジャパン代表取締役社長の大喜多寛氏は、年間販売目標を1,000台とした上で、「ハイエンドのセグメントでナンバー1をめざし、アウディの存在感を増したい」と述べた。

各モデルの価格は、「A7 Sportback 2.0 TFSI quattro」が716万円、「A7 Sportback 3.0 TFSI quattro」が924万円、「S7 Sportback」が1,344万円、「RS 7 Sportback」が1,772万円(価格はすべて税込)。なお、「A7 Sportback 2.0 TFSI quattro」の納車予定は8月以降とされている。