タレントの佐藤かよが7日、オフィシャルブログを更新し、俳優・坂上忍への感謝の思いをつづった。
4月2日から6日まで東京・シアタートラムで坂上忍脚本・演出の舞台『或る、致し方ない罪に対するやるせない復讐のはじまり』が上演され、佐藤は初舞台にして主演を務めた。千秋楽から一夜明け、「坂上さんは、私のことを大作と呼びます」という書き出しから、大役を終えての心境を記した。
「正直、しんどかったです」と吐露する佐藤。「初舞台と言う未経験の不安感。ベテランの方々に混じりながらも主演と言うプレッシャー。演技指導も経験したこと無い自信の無さ。それでも応えたくて、応えられなくて。そんな自分が悔しくて。不安感やプレッシャーで身動きすら取れなくなっていて」と精神的にも追い込まれていたことを明かした。
さらに、「それでも、坂上さんの怒りのムチの集中豪雨。ザーッザーッ!!」と演出家としての坂上を振り返り、「でも、気付いたのは坂上さんは、感情と心に妥協が無い方。私が未経験なんて関係無い。私にさえも全身全霊で感情と指導をぶつけてくれる。妥協は要さない」と説明。「それが凄く幸せな事だった。今まで、服を着せてくれる人は沢山いたけどその服を全部剥いでくる人はいませんでした。あ、比喩ですよ」と告白した。
また、「楽しむ余裕なんて無かったけど体の疲れなんて忘れて、全身で踊って、感情を働かせて、その結果楽しくて、気持ちが良くて、共演者の方が、演技の中でも私の目を見て、感情をぶつけてくれる。それに私も感情をぶつける。そうするとなんだか暖かくて。心から全身が熱くなる気持ちを感じました」と回顧し、「忘れません。坂上さん、共演者さん、に出会えて幸せでした」と感謝。この日のブログを「大作、頑張ります」と結んだ。
一方の坂上も7日付のブログで「佐藤かよ.....です。あだ名は.....大作」と写真付きで紹介。「いろいろ、苦しんだでしょうね。散々、ダメ出しされましたからね」と佐藤を思いやり、「でも、これを糧に頑張れ~って感じかな。応援してる、よ」とエールを送っている。