東京都は6日、2015年2月の住宅着工統計を発表した。それによると、2月の新設住宅着工戸数は前年同月比13.7%増の1万2,182戸となり、4カ月ぶりに増加した。持家と貸家は減少したものの、分譲住宅は大幅に増加した。

住宅の種類別に見ると、持家は同7.4%減の1,246戸と13カ月連続の減少。貸家は同7.3%減の4,436戸と4カ月連続の減少。一方、分譲住宅は同58.4%増の6,458戸と4カ月ぶりに増加し、このうちマンションは同95.8%増の5,168戸と4カ月ぶりの増加、一戸建ては同11.8%減の1,253戸と7カ月連続の減少となった。

新設住宅着工戸数〔利用関係別〕(出典:東京都Webサイト)

地域別に見た場合、都心3区(千代田区、中央区、港区)は同132.3%増の2,040戸と2カ月ぶりの増加。都心10区(千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、渋谷区、豊島区)は同2.9%減の3,429戸と4カ月連続の減少。区部全体では同11.1%増の9,509戸と4カ月ぶりの増加。市部では同24.8%増の2,636戸と5カ月ぶりの増加となった。