女優の松岡茉優が、4月18日スタートのフジテレビ系新ドラマ『She』(毎週土曜23:40~24:05)で、連続ドラマ初主演を務めることが5日、明らかになった。
同作は、ある朝こつ然と姿を消した学年で一番の美女の失踪の理由と、その裏にある真実に迫る"スクールドキュメントサスペンス"。美女とトップ争いをしていた学年のクイーン、彼女に憧れを抱いていたバドミントン部の女子生徒、そして話したこともない地味な子など、美女の失踪で、残された4人の女子高生たちの歯車が狂い始めていく――という主人公不在の実験的な作品となっている。
松岡は、その美女の親友で、真実を探るジャーナリスト志望の女子高生・西澤涼子役を演じる。「ドキュメンタリータッチで描く新たなドラマになる予感がしています。次はどうなっていくのだろうというワクワク感と学園ドラマのみずみずしさがある春らしい作品」と、実験的な作品を楽しんでいる様子。「同世代の俳優さんたちと、いまこの時期にしかない一瞬の青春模様を切り取るために、緊張感を持って臨みたいと思います」と意気込みを語っている。
このドラマを企画した、フジテレビの太田大氏は、バラエティ番組でも才能を発揮する松岡を見て「俳優の枠を超えた次世代のテレビスターである松岡さんがぴったり」と主演の起用を判断。テレビ離れが起こっていると言われる若い世代の視聴者を取り込むべく「若いキャスト・スタッフとともに精一杯若者たちのリアルを追究していきたいと思います」とコメントしている。
太田氏は、これまでリアリティ番組『テラスハウス』など実験的な番組を手がけてきた。同作も、主人公不在という設定に加え、長回しと手持ちカメラを多用して撮影するというドキュメンタリー方式を採用。これにより、「どこかの学校で本当に起こっていることではないだろうか…?」という感覚を植え付ける演出で、見る人に不安を与えることを狙う。