松井証券はこのたび、4月1日開催の臨時取締役会において、配当政策の基本方針を変更することについて決議したと発表した。

配当政策の基本方針の変更について

変更前

  • 同社は、業績、主たる業務である信用取引を支える最適な自己資本水準、戦略的な投資の環境などを総合的に勘案した上で、当期純利益の30%以上を毎期配当していくことを基本方針とする

変更後

  • 同社は、業績、主たる業務である信用取引を支える最適な自己資本水準、戦略的な投資の環境などを総合的に勘案した上で、配当性向は60%以上100%以下且つ株主資本配当率(DOE)は7%以上の基準に従い毎期配当していくことを基本方針とする

同社は、ここ数年において、配当政策の基本方針として掲げた「当期純利益の30%」を大きく上回る利益還元を行ってきたという。今後も積極的な利益還元を継続する方針であり、その姿勢をより明確なものとするため、これまで指標としてきた配当性向の基準を引き上げ、また、近年注目されているDOEについても、補完的な指標として追加するとしている。