ランサーズは3月26日、フリーランスを表彰する「Lancer of the Year2015(ランサー オブ ザ イヤー2015)-新しい働き方大賞-」の発表と授賞式を、渋谷・ヒカリエホールで開催した。
同社調査によると、日本の広義のフリーランスは1,200万人超にのぼり、女性やシニアの間でも、育児・介護と仕事の両立や地方での新しい働き方として選択されているという。労働人口が減少する日本において、今後、正規雇用、非正規雇用に続く「第三の働き方」として、さらにフリーランスの働き方は広がっていくと考えられる。
そこで今回、個のスキルや経験を活かし、時間や場所にとらわれない新しい働き方を体現しているフリーランスの中から、次世代のロールモデルとなるような「ランサー」を表彰する試みを日本で初めて開催した。自分らしい働き方を体現しているフリーランスを、育児と仕事の両立や地域活性・移住といった7つのテーマ別の部門で表彰した。
著名人を表彰する特別賞では、芸能事務所タイタンの代表・太田光代(おおた みつよ)氏が受賞した。太田氏は、大手芸能事務所を離れ、フリーランス(個人事業主)として同事務所を設立。爆笑問題をはじめ有名タレントを数多く輩出させるなど、事業を成長させてきた。自らもメディアへの出演や雑誌への連載などを行っている。
また、ハーブ・アロマや生花、トータルリラクゼーションスペース事業の経営、ワインのプロデュースなど自らの才能やスキル、経験を活かした活躍も行っている。その自分らしい働き方を体現してきた点が評価され、今回の受賞となった。
そのほか、1年間で急激に成果をあげた新人ランサーを表彰する「ルーキーランサー賞」には、エンジニアの山田 祐太さん(大阪府在住、21歳)、長期間にわたり、安定的に活躍しているランサーを表彰する「ベテランサー賞」には、ライターの三河 賢文さん(東京都在住、31歳)が選ばれた。
育児をしながらランサーとして活躍する女性を選ぶ「ママランサー賞」は、ライターの吉見 夏美さん(京都府在住、30歳)、同じく育児をしながらランサーとして活躍している男性を対象とする「パパランサー賞」には、エンジニアの永田 義郎さん(沖縄県在住、37歳)が選出された。
場所にとらわれない働き方を体現するランサー「"フリー"ランサー賞」には、デザイナーの藤 清貴さん(福岡市在住、32歳)、地方の新しい働き方やビジネスの在り方を生み出して活躍する「地域を元気にするランサー賞」には、エンジニアの伊藤 貴之さん(岩手県在住、26歳)が決定した。
また、新しい働き方を地域で取り入れ、積極的に広めようとしている法人・自治体等から選出する「ベストコミュニティ賞」は、NPO法人キッズバレイ(群馬県桐生市、2013年設立)が受賞した。同団体は群馬県桐生市のNPO法人で、若者・子育て世代の"くらし"と"働く"を支援する活動を行っている。