新年度が始まる4月は、身の回りの出費に使うクレジットカードを見直す良い機会だ。クレジットカードをよく利用する人であれば、ポイント還元や優遇サービスが充実した"ゴールドカード"への切り替えも検討したいところだろう。
ドコモが提供する「DCMX GOLD」は、ケータイ利用料金の10%が還元されるなど、とりわけケータイに関する特典が満載のゴールドカード。DCMX GOLDでは、4月1日より入会キャンペーンを充実させており、よりお得に入会することが可能だ。
本稿では、DCMX GOLDの入会キャンペーンを紹介するとともに、他社のゴールドカードとサービス内容を比較して、DCMX GOLDのメリットを確認していきたい。
DCMX GOLD入会で最大12,000円分のクーポンが進呈
ドコモが4月1日より開始したDCMX GOLDの入会キャンペーンでは、新規入会者に最大12,000円分のDCMX(iD)クーポンが進呈される。対象となるのは、2015年4月1日から9月30日までにDCMX GOLDへ申し込み、10月31日までに入会完了したユーザー。一般カードの「DCMX」からのアップグレードも対象となる。
まず、DCMX GOLDに入会することで10,000円分のiDクーポンがもれなくプレゼントされるほか、ドコモのケータイ料金の支払いをDCMX GOLDに設定し、お得情報メールに申し込むことで1,000円分のiDクーポンが提供される。さらに、ドコモの新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」でシェアパックの代表回線を契約しているユーザーであれば、1,000円分のiDクーポンがプレゼントされる。
プレゼントされるiDクーポンは、ドコモのポストペイ型の電子マネー「iD」の利用料金の支払いに充当できるクーポンとなっており、コンビニやドラッグストア、レストランなど、iDに対応したさまざまな店舗で利用可能。普段の買い物や飲食に最大12,000円分のクーポンを使うことができるため、有用性の高い入会特典だと言えるだろう。
DCMX GOLDを他社のゴールドカードと比較
入会特典からすでに十分お得なDCMX GOLDだが、もちろんゴールドカードとしてのサービス内容も充実している。ここで、他社の主要なゴールドカードとDCMX GOLDの違いをチェックしていこう。
特筆すべきは、DCMX GOLDのケータイ利用料金に対するポイント付与だ。月々のケータイ利用料金1,000円につきドコモポイントが100ポイント付与され、還元率は10%。他社の還元率は特約店を除くと0.5~3%となっており、10%はかなり高い。たとえば、ケータイ利用料金に毎月9,000円支払っている人であれば、年間10,800円分のポイントが付与され、それだけで年会費10,800円の元がとれる計算だ。
加えて、DCMX GOLDで付与されるポイントの有効期限は最大50カ月で、他社と比べて長期間であることも特長だ。貯まったポイントは、ドコモでの機種変更時の端末代金やdマーケットのコンテンツ購入に利用できるほか、前述のiDクーポンやJALマイルに交換できるなど、使い道も多岐にわたる。
さらに、初年度は5,000円分、2年目以降は前年度の利用金額に応じて最大5万円分の「ケータイ購入ご優待券」がプレゼントされるほか、万が一の事故・紛失時に新しいケータイの端末代金が3年間最大10万円までキャッシュバックされる「ケータイ補償」を利用できるなど、ケータイに関する特典が充実しているのもDCMX GOLDならではの特長だ。
また、一般的なゴールドカードの特長である、空港ラウンジの無料利用や海外・国内旅行時の保険サービス、海外・国内の問い合わせデスクといった付帯サービスについても、DCMX GOLDは他社に全く劣らないスペックを備えている。家族カードも利用でき、1枚目であれば年会費は無料(2枚目以降は1,000円)。ゴールドカードを持つのであれば、"これ1枚"で問題ないだろう。
携帯キャリアでは、ドコモの他にもKDDI(au)が「au WALLETクレジットカード」、ソフトバンクが「SoftBankカード プレミアム」というクレジットカードを提供している。ただし、au WALLETクレジットカードにはゴールドカードが用意されておらず、ケータイ利用料金の還元率も実質3%で、DCMX GOLDと比べると見劣りする内容だ。また、SoftBankカード プレミアムは、通常のショッピングの還元率が1.5%であることなどが特徴だが、2015年2月末で新規受付を終了しており、これから申し込むことはできない。携帯キャリアが提供するクレジットカードの中でも、DCMX GOLDがもっとも魅力的だと言える。
「ドコモ光」や「シェアパック」で高還元率をフル活用
ケータイ利用料金の10%のポイントが付与されるという還元率の高さがDCMX GOLDの最大の特長だが、この高還元率をフル活用するために見直したいのが自宅のインターネット回線だ。
ドコモでは、3月1日より光回線とモバイルをセットにした「ドコモ光パック」の提供を開始しているが、実はこのドコモ光パックの利用料金もDCMX GOLDの還元率10%の対象になるのだ。ただし、対象になるのは、ドコモ光パックを契約する自身の代表回線のみで、家族が利用する子回線の料金はポイント付与の対象外になるので注意しておきたい。
たとえば、DCMX GOLDの契約者である父親が、月間20GBの「ドコモ光パック20」(戸建・タイプA)に代表回線として契約し、家族4人で利用したとすると、インターネット代金も含めた父親の月額料金は21,700円となる。10%還元により毎月2,100円分のポイントが付与されるため、年間では25,200円分お得になる計算だ。
さらに、DCMX GOLDの家族カードを作り、母親が自身のケータイ利用料金を家族カードから支払った場合、これも10%還元の対象となる。シェアオプション料を含めた母親の月額料金は3,500円で、10%還元により毎月300円分のポイントが付与され、年間で貯まるポイントは3,600円分。父親のポイントと合算すると、年間28,800円分もお得になる。
また、家族のスマートフォン利用だけで、自宅のインターネット回線は不要という場合でも、DCMX GOLDの契約者がシェアパックの代表回線になることで、高還元率のメリットを受けられる。月間20GBの「シェアパック20」を上記と同様に家族4人で利用すると、父親の月額料金は19,000円で、ポイント付与は毎月1,900円分。また、母親が家族カードで自身の利用料金を支払うとすると、月額料金は3,500円で、ポイント付与は毎月300円分。合算すると年間で26,400円分お得だ。自宅の固定インターネットを見直すつもりがない人であっても、DCMX GOLDに契約して家族のスマートフォン料金を見直すだけで、高還元率のメリットを受けられることがわかる。
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本稿でも紹介した通り、ドコモが提供するDCMX GOLDは、ゴールドカードの優遇サービスやステータスを満喫しながら、ポイント還元で光回線・モバイルの通信料金をお得にできるクレジットカードだ。今後もドコモを使い続けていきたいという人であれば、ぜひDCMX GOLDを検討してみてはいかがだろうか。