ASUSTeK Computerは3日、NVIDIA GeForce GTX 970を搭載するグラフィックスカード「GTX970-DCMOC-4GD5」と、GeForce GTX 960搭載の「GTX960-MOC-2GD5」を発表した。4月4日から発売し、価格はオープン。店頭予想価格は前者が48,000円前後、後者が33,000円前後。
GTX970-DCMOC-4GD5
NVIDIA GeForce GTX 970を搭載するグラフィックスカード。本体の長さが170mmというコンパクトモデルで、サイズ制限の厳しいマイクロATXサイズのPCケースなどにも組み込みやすい。コアクロックは定格の1,050MHzから1,088MHzにオーバークロックされている。
通常のファンとブロアーファンで構成されるハイブリッド構造の「CoolTechファン」を搭載。通常ファンと比べて広い範囲に強力な風を送ることができ、効率的なエアフローを作り出して優れた冷却性能を提供する。
独自機能として、ベイパーチャンバーを使用したGPUクーラーを搭載。内部が空洞の板に冷媒(液体)を封入し、気化熱を利用して熱を移動。より冷却効率を高められる。また、GPUクーラーには「DirectCU Mini」を搭載し、リファレンス設計のクーラーと比較して最大20%まで発熱を抑える。
コンデンサなどには、高品質の同社製カスタム部品「Super Alloy Power」を採用した。部品レベルでの性能を向上させることで、発熱を抑えてコイル鳴きなどを防止するほか、安定性と耐用年数も延ばしている。
そのほか主な仕様は、CUDAコア数が1,664基、コアクロックが1,088MHz、メモリクロックが7,010MHz、メモリは256bit接続のGDDR5 4GB。PCとの接続バスインタフェースはPCI Express 3.0 x16。映像出力端子はHDMI×1、DVI-I×1、DVI-D×1、DisplayPort×1。補助電源は8ピン。本体サイズは約W170×D122×H41mm。
GTX960-MOC-2GD5
GTX960-MOC-2GD5はGeForce GTX 960を搭載するモデルで、コアクロックが定格の1,127MHzから1,190MHzにオーバークロックされている。「CoolTechファン」の搭載や本体サイズなどの仕様は「GTX970-DCMOC-4GD5」とほぼ共通。
本製品のみの特典として、ゲーム画面の配信&リアルタイムモニタリングをサポートするソフト「XSplit Gamecaster」の、Premiumライセンスが付属する(1年分)。また、リアルタイムでのハードウェアモニタリングやオーバークロックが可能なツール「GPU Tweak」も利用可能だ。独自機能として、「GPU Tweak」で保存したクロック情報などのプロファイルを、「XSplit Gamecaster」を使ってゲーム中に呼び出すことができる。
主な仕様は、CUDAコア数が1024基、コアクロックが1,190MHz、メモリクロックが7,010MHz、メモリは128bit接続のGDDR5 2GB。PCとの接続バスインタフェースはPCI Express 3.0 x16。映像出力端子はHDMI×1、DVI-I×1、DisplayPort×3。