日産自動車の米国法人、北米日産はニューヨークオートショーにて、インフィニティのラグジュアリークロスオーバー「QX50」2016年モデル、プレミアムコンパクトクロスオーバー「QX30 コンセプト」を公開した。
「QX50」2016年モデルは、現行モデルからエクステリアデザインを変更するとともに、ホイールベースを3.2インチ拡大。足元の空間は4.3インチ広くなった。現行モデルと同様、最高出力325PSの3.7リットルエンジンと7速オートマチックトランスミッションを搭載している。ラインアップは2WDと4WDをそろえ、今回のモデルチェンジにともないオプションパッケージも一部改訂した。米国では2015年秋の発売を予定している。
あわせてインフィニティから、若い富裕層の増加により成長が予想されるプレミアムコンパクトクロスオーバーセグメントに向けたコンセプトカー「QX30 コンセプト」も初公開された。クーペのようなラインとクロスオーバーが持つ四輪駆動のドライブトレーン、高い着座位置を兼ね備えたアーバンエクスプローラーとしてデザインされている。
未来的なエクステリアデザインとは対照的に、インテリアは乗っている人に心地良さを与えるあたたかみを特色とする。運転席と後部座席の乗客の距離を狭めることで、会話しやすい空間を演出した。高級感のある茶色の革と青いアクセントによる落ち着いたダークトーンのインテリアは、アウトドア志向のエクステリアと調和している。「QX30 コンセプト」の量産モデルは2016年に発売する予定だという。