P&Gはこのほど、「室内の除菌の実態について調査」の結果を発表した。調査期間は2月17日~18日、対象は小学生以下の子供を持つ母親300名。
ソファ・ベッド以外のお手入れ率は9割
「室内の場所別の掃除などの手入れの割合」を聞くと、「トイレの便器」「お風呂の浴槽」「キッチンシンク」などは手入れ率が9割を超えた。一方、「ベッド」は59.0%、「ソファ」は57.7%にとどまった。
「ベッド・ソファのお手入れの内容」については、「掃除機をかける」が最多。続いて「ほこりをとる」「消臭・除菌スプレーをする」となった。
「ベッド・ソファのお手入れの内容」 |
「掃除がおろそかになっていると感じる場所」としては、「窓・網戸」(53.7%)、「カーテン」(41.7%)、「お風呂の床・壁」(41.3%)、「庭・ベランダ」(40.0%)などがあげられた。一方、「ソファ」(21.0%)や「ベッド」(22.0%)のお手入れがおろそかになっていると感じる人は少数にとどまった。
除菌の頻度は?
「洗いにくい・洗えない布製の除菌はどの程度の頻度でしているのか」を聞くと、「除菌はしていない」という人が圧倒的に多い。アイテム別に見ると、「カーテン」(60.3%)、「ベッド」(48.0%)、「ソファ」(47.4%)、「布団」(46.7%)、「枕」(45.6%)と、約半数の人が布製品の除菌をしていないということが明らかになった。「ソファ」を毎日除菌する人は、わずか2.9%であった。
調査の結果、ソファやベッドなどの布製品は、そもそも「掃除しない」し、手入れがおろそかになっているとすら「感じない」、盲点アイテムとなっていることが明らかに。同社によると、布製品の汚れは菌を増殖させる栄養源になり、手入れがしにくいからと放置すると、菌の温床となる危険性がさらに高くなるという。
「布製品の除菌について思うこと」では、「ソファなどは洗うことができないし、干すこともできないので掃除の仕方がわからない」(埼玉県・38歳)、「どの程度スプレーを使用したら効果があるのかよくわからない」(兵庫県・38歳)、「布製品は大きいものが大きいので、洗濯や除菌することがまず一苦労。重い腰を上げて‥という感じ」(東京都・30歳)などの声が寄せられた。