美しい白猫「玉之丞」は中国人の心も掴む(写真はイメージ)

春スタートのドラマが続々スタートしている。中国の日本ドラマファンたちも春のラインナップにウキウキ! 堺雅人さんの「Dr.倫太郎」、木村拓哉さんの「アイムホーム」など、お気に入りの俳優が出演する作品をチェックしているよう。そんな中で特に注目を集めているのが、北村一輝さん主演のハートフル時代劇「猫侍 SEASON2」だ。

猫とカッコいいおじさん、どっち?

「猫侍」は北村さん扮する「班目久太郎」と美しい白猫「玉之丞」の物語。中国版ツイッター「ウェイボー」では「玉之丞美男子! 」「この猫キレイ! 青い眼がすごい! 」という猫重視派、一方、「北村さんカッコよすぎて死ぬ! 」、強面でありながら猫をかわいがるという「北村さんのギャップ萌え! 」などと北村さん重視派も見受けられる。

とは言え、大部分は猫も北村さんもどっちも好き派で、「おじさん好きと猫好きは見逃せないドラマ」「すっごいカッコいい俳優と萌え萌えな猫」「猫と武士、どっちもカワイイ! 」と興奮気味だ。

中には「おじさん! 巨乳のお姉さん! かわいい猫! 私の好きなものが全部詰まってる」という人もいる。「巨乳のお姉さん」とは班目久太郎の新しい大家として登場する森カンナさんのことのようだ。

班目久太郎が「猫奴」に育成!?

「猫侍」に注目している人たちは基本猫が大好きな人々だ。「『猫侍』を見ると心が癒される……」「猫が本当にかわいい、『猫侍』を見始めると止まらない」と、「猫侍」に束の間の癒やしを求めている。だが、猫とは癒やしを与えるだけの生き物なのだろうか。

例えば、ウェイボーには「猫侍」とはどんな作品かをズバリ一言で表現したコメントがある。その言葉とは、「『猫奴』育成記」。「猫奴」とは中国のネット上でよく使われている言葉で「猫を愛するあまり、お猫様に仕える下僕のようになっている人」を表す。猫は癒やしを与えてくれる生き物であるが、こうした"危険"も併せ持っているのだ。

「猫侍」の中で強面の武士、班目久太郎がいかに「猫奴」へと育っていくのか、中国の「猫奴」たちは見守っている。

※写真はイメージで本文と関係ありません