英国ジャガー・ランドローバーは、「レンジローバー」2016年モデルを発表し、新グレード「レンジローバー・スポーツ HST」をニューヨーク・オートショーで初公開する。380PSを発揮する改良型3.0リットルV6スーパーチャージャーエンジンを搭載する。

ランドローバー「レンジローバー・スポーツ HST」

「レンジローバー・スポーツ HST」は、パワーアップしたエンジンをはじめ、独自のシャシー・セッティングや外観の変更が盛り込まれ、「レンジローバー・スポーツ」のドライビング・エクスペリエンスを強化したモデルとなっている。エンジンは既存の3.0リットルV6スーパーチャージャーエンジンより40PSパワーアップされ、シャシーはロールを低減し、敏捷性を向上させるセッティングに。改良型のブレーキには20インチのディスクを採用している。

エクステリアはブラックをテーマとし、非反射加工を施したステルスパックのライトを採用。新設計のスポイラーや21インチのアルミホイールを装備する。インテリアにはオックスフォード・レザーでトリムされたデュオトーンのシート、全面エボニーのドアトリムとセンターコンソールなどを採用。ダッシュボード、カーペットマット、TFTインストルメントパネルに「HST」特製バッジを配する。

「レンジローバー」2016年モデルでは、SDV8ディーゼル・エンジンにスタート/ストップ技術を導入。「InControlTM Remote」の名称を「InControlTM Protect」に変更し、オーナーが車から離れた場所にいる場合でも燃料残量を確認できるほか、万一の事故が発生した場合は、緊急サービスへの通報や、ランドローバー・アシスタンスへの連絡が自動的に行われる機能などを追加した。

「レンジローバー・スポーツ HST」を含む、「レンジローバー・スポーツ」2016年モデルは今年のニューヨーク・オートショーで展示される。