英国ジャガー・ランドローバーは、新型「XF」をニューヨークオートショーで発表する。これに先立ち、ロンドンのビジネス街の水上をドラマチックに綱渡り走行する演出の動画を公開し、同モデルを世界初披露した。
「XF」は2007年に初代モデルが登場し、ジャガーで最も多くの販売台数とアワードを獲得したモデル。今回発表された新型「XF」は、アルミニウムを多用した車体構造を採用。ボディは約75%がアルミニウム製で、現行モデルと比べて最大190kgもの軽量化を達成した。同時にねじり剛性も最大28%向上させている。
エンジンは最高出力163PSおよび180PSの2.0リットルディーゼルを搭載。最適化された6速マニュアルもしくは8速オートマチックと組み合わされる。163PSのエンジンとマニュアル・トランスミッションの組み合わせでは、セグメントの中で(ハイブリッド・ディーゼル・モデルを除く)最も軽量かつ効率のよいモデルとなる。
同モデルはニューヨークオートショーでワールドデビューを果たすが、これに先立ち、刺激的な動画が発表された。ロンドンのカナリー・ワーフにある埠頭を舞台に、『007』『ボーン・プレマシー』『インディ・ジョーンズ』などの作品に出演した英国人の熟練スタントマン、ジム・ダウデル氏がドライバーを務め、水上に張られた2本のワイヤー上を240mにわたって走行。アルミニウムを多用したボディの軽さを実証する演出となっている。