ハミィは4月1日、複数台のスマートフォンをセットして一度に撮影できる「エクストリーム・セルカ棒」を発売した。ラインアップは~2台用の「KANNON」、~4台用の「GANESHA」、~6台用の「ASHURA」、~20台用の「SENJU-KANNON」を用意。価格はKANNONが4,141円。

エクストリーム・セルカ棒(写真は~2台用のKANNON)

セルカ棒(自撮り棒)は、スマートフォンで自分撮りする際に利用する棒のこと。旅行やイベントなどでの記念撮影などで活用する人が増えている。ただ、従来のセルカ棒では1本の棒に1台のスマートフォンしかセットできず、複数人で記念撮影する際には、それぞれのスマートフォンで撮影したがる人が多く、なかなか記念撮影が終わらないという問題があった。

エクストリーム・セルカ棒はこの問題を解決すべく投入した野心的な製品だ。棒の先端に取り付けるスマートフォンの台数を2台、3台とニーズに応じて増設することで、最大20台までのスマートフォンを連結可能にしている。

左からKANNON、GANESHA、ASHURA、SENJU-KANNON

撮影モードは3種類を用意。「YUIGA-DOKUSON(唯我独尊)モード」は、セルカ棒のシャッターを1回押すだけで、連結したスマートフォンのシャッターを同時に切るというもの。最もシンプルで、撮影にかかる時間を節約できる。「SHOGYO-MUJO(諸行無常)モード」は、1回シャッターを切るごとに、連結したスマートフォンを1つずつ順番に撮影するというもの。スマートフォンの持ち主ごとにポーズを変えるなどの工夫ができる。「RINNE-TENSHO(輪廻転生)モード」は、1回シャッターを押すと、順番に連結したスマートフォンすべてのシャッターを切っていくというもの。一定の時間をあけて撮影する。

なお、エクストリーム・セルカ棒は4月1日のエイプリルフールにちなんだ製品。実際に販売される予定はない。ただし、2台用のKANNONは手に入れやすい材料で手軽に作れるという。KANNONの作り方は後日、同社のブログに掲載される予定だ。