オイシックスは1日、千葉県富里市の「ピーチかぶ畑」で、2015年の入社式を実施した。

オフィスで働く前に現場を体験

同社は野菜や果物のインターネット宅配サービスを運営しており、取引を行っている有機・特別栽培農家は全国1,000軒以上にのぼる。

千葉県富里市の「ピーチかぶ畑」で、2015年の入社式を実施

畑での入社式は、オフィスで働く前に産地の苦労や工夫、農家の思い、そして畑や野菜に触れる事で、食の現場をいち早く体感しモチベーションアップに繋げてほしいという目的で実施が決定したという。千葉県富里市にあるピーチかぶの畑の会場では、式次第をかかしにぶら下げ、マイクの代わりに拡声器を使うという形式で入社式が行われた。

取引農家でピーチかぶ生産者の田中一仁さんは「社会人としてしっかりと自覚を持ってほしい。新卒のみなさんの力でオイシックスを大きくしてください。私も負けずに今年もおいしいピーチかぶを作ります!」とコメント。

新入社員代表の豊島 有希さんは「誰よりも強い熱意と好奇心を持ち、それを追求し続ける覚悟と責任のあるかっこいい社会人を目指したいです。おいしくて、安心で、豊かな食生活をより多くの人に届け、それを作っている農家さんはただものじゃないな! ということが伝わるように努めます」と意気込みを語った。

入社証書を「収穫」!?

式典では、「入社証書授与」ならぬ「入社証書 収穫」も実施。ロゴの入った"MY軍手"をはめ、司会者の「入社証書収穫開始!」の合図と共に、一斉に土に埋められた自らの入社証書を掘り起こした。

入社式終了後には、田中さんによるレクチャーのもと、ピーチかぶの収穫を手伝う実地研修が行われた。新入社員は、土や栽培方法へのこだわり、そして収穫の手順とコツを教わり、2人1組で収穫。その後、畑の上でそのままピーチがぶの丸かじりに挑戦した。

入社式に参加した新入社員からは、「最初聞いた時には驚いたけれど、会議室でただ話を聞いているだけよりもずっとおもしろい。とても満喫した」「産地に来てみたいと思っていたので、早くも叶ってうれしい」という声が寄せられた。