いわゆるTODOを管理したいとき、iOSに標準装備の「リマインダー」は格好の存在だ。1行程度で手短にまとめた文を「予定」として登録しておけば、自分がなすべきこと、忘れてはならないことをしっかり把握できる。指定日時が近づいたとき通知するよう設定できるほか、iPhoneの位置情報機能により指定した地点に到着/出発したタイミングで通知することもできるため、忘れもの防止に役立つはずだ。

しかし、時間指定には少々手間がかかる。時間を指定しなくてもリストに残しておくことは可能だが、通知センターに表示されないため、利便性は多少損なわれてしまう。この手間さえなければもっと「リマインダー」を使うのに、というユーザは少なくないことだろう。

とにかく手早く予定の時間指定を済ませたいという場合は、予定を新規作成するときにひと工夫してみよう。登録される日時は作業時点からすぐあとの"キリのいい時間"、たとえば16時48分のときは17時、18時20分のときは19時になるが、これで通知センターに表示できるようになる。正確な時間指定は必要ない、通知センターに表示される予定を手早く作成したい、という場合にはピッタリだ。

その手順だが、まずは「リマインダー」を起動して画面下のタブをタップする。リスト一覧画面が表示されるので、画面右上の時計ボタンをタップしよう。これで、「時間指定」という画面が現れる。

「時間指定」画面では、空欄をタップして新規の予定を作成する。先の予定が存在する場合は、「今日」欄のいちばん下あたりをタップすればいい。あとは通常どおり適当な文字列を入力すれば、前述したとおり"キリのいい時間"の予定が作成されるはずだ。

操作手順をカンタン解説

1 「リマインダー」を起動し、画面下のタブをタップする

2 画面右上の時計ボタンをタップする

3 「今日」欄の空白部分をタップし、新規の予定を作成する

4 16時48分に作成した予定には、自動的に17時ちょうどの期限が設定された

(提供:iPad iPhone Wire)