MVNOサービスを提供するビッグローブやソネット、U-NEXTは、4月1日(4月利用分)より通信容量の増量を実施する。DMM.comでは利用料金を値下げし、新たに「2GBプラン」を新設。OCNやハイホー、ニフティなどはすでに料金据え置きで増量を発表しており、それに追随する形となる。なお、いずれのサービスにおいても既存のユーザーは自動適用される。本稿では4月1日(4月利用分)からの各社の料金やプランについて、まとめて紹介する。

IIJmio高速モバイル/Dサービス

インターネットイニシアティブが提供するMVNOサービス「IIJmio高速モバイル/Dサービス」では、月間2GBまでの高速通信が利用できる「ミニマムスタートプラン」など、全3コースで増量される。

増量後は、「ミニマムスタートプラン」では3GBまで(従来は2GB)、「ライトスタートプラン」では5GBまで(従来は4GB)、「ファミリーシェアプラン」では10GBまで(従来は7GB)の高速通信が利用可能となる。

4月1日からのIIJmio高速モバイル/Dサービス

楽天モバイル

フュージョン・コミュニケーションズが提供するMVNOサービス「楽天モバイル」では、月間2.1GBまでの高速通信が利用できる「2.1GBパック」など全3コースが増量される。

「2.1GBパック」では3.1GB、「4GBパック」では5GB、「7GBパック」では10GBまでの高速通信が利用可能となる。これに伴い、プランの名称も「3.1GBパック」、「5GBパック」、「10GBパック」に変更する。なお、「ベーシック」プランについては変更がない。

4月1日からの楽天モバイル

hi-ho LTE typeDシリーズ

ハイホーが提供するMVNOサービス「hi-ho LTE typeDシリーズ」では、月間2GBまでの高速通信が利用できる「hi-ho LTE typeD ミニマムスタート」など全4コースが増量される。

増量後は、「hi-ho LTE typeD ミニマムスタート」では3GBまで(従来は2GB)、「hi-ho LTE typeD ミニマムスタート 1年パック割」では3GBまで(従来は2GB)、「hi-ho LTE typeD アソート」では3GBまで(従来は2GB)、「hi-ho LTE typeD ファミリーシェア」では10GBまで(従来は7GB)の高速通信が利用可能となる。

4月1日からのhi-ho LTE typeDシリーズ

OCN モバイル ONE

NTTコミュニケーションズが提供するMVNOサービス「OCN モバイル ONE」では、、月間2GBまでの高速通信が利用できる「2GB/月コース」など全5コースが増量される。

増量後は、「70MB/日コース」では1日あたり110MBまで(従来は70MB)、「100MB/日コース」では1日あたり170MBまで(従来は100MB)、「2GB/月コース」では1月あたり3GBまで(従来は2GB)、「4GB/月コース」では1月あたり5GBまで(従来は4GB)、「500kbpsコース」では1月あたり15GBまで(従来は7GB)の高速通信が利用可能となる。これに伴い、プランの名称も「110MB/日コース」、「170MB/日コース」、「3GB/月コース」、「5GB/月コース」に変更する。

4月1日からのOCN モバイル ONE

NifMo

ニフティが提供するMVNOサービス「NifMo」では、月間2GBまでの高速通信が利用できる「2GBプラン」など全3コースで増量される。

増量後は、「2GBプラン」では3GBまで(従来は2GB)、「4GBプラン」では5GBまで(従来は4GB)、「7GBプラン」では10GBまで(従来は7GB)の高速通信が利用可能となる。これに伴い、プランの名称も「3GBプラン」、「5GBプラン」、「10GBプラン」に変更する。

4月1日からのNifMo(データ専用SIM)

4月1日からのNifMo(各種SIM利用料金)

U-mobile

U-NEXTが提供する「U-mobile」では、4月1日から利用料金の値下げや新たなプランの新設、通信容量の増量を行う。

通信容量が増量されるのは、データ専用SIMの場合「3GBプラン」で月間5GBまでの高速通信が可能となる。音声通話付きSIMの場合は、「3GBプラン」と「1GBプラン」で通信容量が増量され、「3GBプラン」では月間5GBまで、「1GBプラン」では月間3GBまでの高速通信が可能になる。なお、いずれも月額利用料金は変わらない。

利用料金を値下げするのは、データ専用SIM、音声通話付きSIMともに「ダブルフィックスプラン」。通信量が1GBを超過した際の値段が、データ専用SIMでは、月額1,680円から900円に、音声通話付きSIMでは、月額2,480円から1,780円に下げられる。

新設されるプランは、音声通話付きで通信容量無制限の「LTE使い放題2」。U-mobileではすでに、通信容量無制限の「LTE使い放題」が用意されているが、こちらは6カ月契約で月額2,980円(音声通話付き)なのに対し、「LTE使い放題2」は1年契約で月額2,730円と月額利用料金と契約年数が異なっている。

4月1日からのU-mobile料金表(クリックで拡大)

PLAY SIM

ソネットが提供する「PLAY SIM」では、4月1日より通信容量が増量される。増量されるのは、データ専用SIMのほか、Androidスマートフォン「Xperia J1 Compact」とセット販売される音声通話付きSIMも対象となる。なお、利用料金は変わらない。

増量後のデータ専用SIMは、「プラン80M/day」では1日あたり140MBまで(従来は80MB)、「プラン135MB/day」では1日あたり200MBまで(従来は135MB)、Amazon.co.jp限定販売の「プラン2GB/month」では1付きあたり4GBまで(従来は2GB)の高速通信が可能となる。

4月1日からの「PLAY SIM」データ専用

音声通話付きSIMは、ソネットのWebサイトで販売されている「プラン80M/day」では1日あたり140MBまで(従来は80MB)、ソニーストアで販売されている「プラン2G/month」では1月あたり4GBまで(従来は2GB)、イオンで販売されている「プラン70M/day」では1日あたり100MBまで(従来は70MB)、「プラン120M/day」では1日あたり150MBまで(従来は120MB)、「プラン200M/day」では1日あたり320MBまで(従来は200MB)の高速通信が可能となる。

4月1日からの「PLAY SIM」音声通話付き

BIGLOBE LTE・3G

ビッグローブが提供する「BIGLOBE LTE・3G」では4月利用分から月間通信容量を増量する。増量の対象となるのは「エントリープラン」と「ライトSプラン」で、利用料金については変更がない。また、それぞれデータ専用SIM、音声通話SIMともに対象となる。

「エントリープラン」では、1月あたり3GBまで(従来は2GB)、「ライトSプラン」では1月あたり6GB(従来は5GB)までの高速通信が可能となる。なお、既存のユーザーも4月利用分より自動的に増量されるが、増量が実施されるのは4月17日以降となるため、それまでに現行の通信容量を超えてしまうと、4月17日までは通信速度が制限される。

4月利用分からの「BIGLOBE LTE・3G」料金表

DMM mobile

DMM.comが提供する「DMM mobile」では、全14プランの月額利用料金を値下げするとともに、「2GBプラン」を新設する。新料金や新プランは3月27日より適用されている。

改定後の月額料金は、データ専用SIMの場合「3GBプラン」が850円(旧料金1,280円)に、「5GBプラン」が1,270円(旧料金1,780円)、「7GBプラン」が2,040円(旧料金2,280円)などに値下げされる。

音声通話付きSIMも同様で、「3GBプラン」が1,550円(旧料金1,980円)に、「5GBプラン」が1,970円(旧料金2,380円)に、「7GBプラン」が2,740円(旧料金2,880円)などに値下げする。

新設される「2GBプラン」の月額利用料金は、データ専用SIMが770円、音声通話付きSIMが1,470円となっている

データ専用SIM、音声通話付きSIMの新料金

その他プランの新料金

(記事提供: AndroWire編集部)